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1話 ページ2

『ん、うるさ、こんな早くにな、に、って、え、』

通話がかかってきた履歴をみてみてると仕事関係の人、しかも朝ではなくて真っ昼間、何が言いたいかわかるかな?そう、

『仕事…っ!、!』

やばいやばい、今日は新曲をつくるために打ち合わせをわざわざ開いてもらうはず、なんで、あああ、


そんなことを考えながら家を出て駅までダッシュ、すぐに電車がくるなどを思うと都会に住んでいてよかったとつくづく思う、予定の時間まではあと10分、電車で5分の場所、駅から歩いて10分、走れば間に合う、まだ私は若いんだ…っ!!



と、考えていたのが電車に乗る前、電車から降り少し走ると足に激痛が走った。

『なんでヒールなんてはいてんだこのバカぁ…』

もうだめだ、歩こう、諦めよう、相手の方には申し訳ないけど…諦め、って、え?偶然通知がきたスマホをみてみると打ち合わせ明日なのでよろしくお願いしますとメッセージ、え?

『もしかして私、日付間違えた…?』


- - - - - - - - - -

「っはは、ちょwそんなんw」

『笑わないでよまんちゃん…これでも私は焦ってたんだから…』

「ごめんごめんwだけど、それは、さすがにwwwばwかw」

『うるさいいいwそれにしてもまんちゃんと飲むのひさしぶり…??元気そうでなによりです〜w』

「せやな〜、久しぶりめう〜、気持ちの入ってないお気遣いどうもありがとうなwwwそちらこそヒールで走れるなんてまだ若いなあww」

『走りたくて走ったわけじゃないんだよなあwwwところで皆はどんな感じなん?』

「ああ、元気やで、相変わらずトントンは大変そうやけどなあ…w」

『そっかあ、やっぱ徹夜してるんかぁ、そろそろやめて欲しいなあ…』

「楼李ちゃんが人の心配なんて珍しいなあ…いや、いつもゾムのこと心配してるかw」

『なっ、まんちゃん、』

「あー、可愛い顔で睨まないでやあ…変な気になってまうw」

『へんたい。』

何を言ってるんだこの男は

「つくづく酷いこと言うなあ…w」

『三十路近いおじさんに言われたら誰でもそう思うわwww』

「そういうもんか?wまあええか、それじゃ、お互い明日仕事やし、そろそろお開きにするか?」

『うん、そうやなwじゃ、お仕事頑張って、』

「おう、そっちもなあw」


- - - - - - - - - -
まんちゃんに言われて気づいたけど、意外とゾムのこと心配、してるんかなあ、私、

『久しぶりに会いたいなあ…』

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作者名:lily. | 作成日時:2018年1月18日 22時

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