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〜現世〜


『疲れたな〜』


部活が終わり、もうすっかり暗くなった夜道を一人自転車をこぐ
細い住宅街を抜けて、小さい公園を過ぎるともうMyハウスが見えてきた

いつもどうり、家の裏まで自転車をおきに少しまがる...



‟いつもどうり″


そんなはずだった



『え。』


自転車置き場に立つ、真っ黒な人影

すぐに誰だか分かった

だって

大好きな...推しだったから←


『だっ太宰さん!?』

太宰「!?」


黒の時代の黒いスーツ姿の太宰さん...に見える


太宰「なぜ、私が見える?それに...なぜ私を知っているんだい?」


『え?...見える?あー。コスプレでした?』


コスプレか〜!スゴイ似てるな〜!声までそっくり!って

『なわけあるか!!!』

太宰「...」

じっと見てめてくる太宰...全く状況把握できないのですが?


太宰「私もだ。」

『へ?』


太宰「君が今心の中で私に話しかけたことについての返答だよ」

『心の中...え。え?えぇ!?』

太宰「私も理解できないが、そうだねぇ...君が何故私の事を知っているかは分からないが、段々分かってきたよ。この状況」

『すみません。全く理解できないんですが...』

っていうか、推しが目の前にいて辛いのですが?

太宰「推し?私が?」


『え!!!やっぱり聞こえてるの?!え?』


太宰「落ち着き給え。君、名前は?」

『美海。中原美海...』

太宰「私は、太宰。太宰治だ。知ってると思うけど」

『はっはい。』

太宰「とりあえず私が推理したことを説明するとね。」


『はい?』

太宰「私、入水成功(仮)して違う世界に霊体になってトリップしたみたいなんだ」

『はい?!』


太宰「そして、霊体となった今。この世界で色々試してみた結果...」

『試した...?』


太宰「君だけが私が見ることができ、コミュニケーションをとることができる。というわけだよ」


『...え?』



そう言って太宰は、ふわふわとオバケのように飛んで見せた


『私...頭うったのかな?』

いつもどおりに、油断してました。

最高です。

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恋白(プロフ) - 雨空さん» ご指摘ありがとうございます!完全に外すの忘れてました!申し訳ございません! (2018年11月17日 18時) (レス) id: 184eb63247 (このIDを非表示/違反報告)
雨空 - すいません、オリジナルフラグがついているので、はずしたほうがいいと思います。ルールを守ってないといわれてしまうので…… 失礼しました (2018年11月15日 23時) (レス) id: fb59f594b6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:恋白 | 作成日時:2018年10月16日 1時

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