"生きたい"と思うこと。 【太宰治】

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〜一か月後〜


太宰「美海ちゃん！起きて！グットモーニング！！」

『う...ん』


太宰「おはよう！良い朝だよ！！」


『ぅう...あと五分』


太宰「あーあ。早くしないと私、美海ちゃんの分の朝ごはんも食べちゃおうかな？」


『だめ！っう...だるい...』


太宰「美海ちゃん？また、頭痛かい？」


『うん...太宰さんごめん...くすり』


太宰「分かった...そこから動いちゃあだめだよ？とりに行ってくるから！」


『ありがとう…太宰さん』


太宰さん出て行ったか...太宰さんと出会ってから一か月きずいたことがある。

最近ひどくなって自覚したのだが、太宰さんと一緒にいると息苦しさや頭痛や吐き気に襲われる...友人からも家族からも太宰さんからも心配され幾度か病院へ行っては見たのだが原因は全く分からず。今もなお悪くなる一方。

さすがに太宰さんの事は皆には言えないし、ましてや本人になんて絶対に言えないが太宰さんと一緒にいるとより息苦しさが増すのはこの一か月でわかった。


この一か月、太宰さんと私はホントにずっと一緒にいた。

マンガやアニメの中の大好きな推し！じゃあなく、そばにいる大切で大事な存在へと認識も変わった。


それに、沢山遊んだ。

クレープを食べたり、遊園地に行ったり、水族館に行ったり、ゲームセンターや動物園にも行った。いつか消えてしまうかもしれない君と沢山の思い出を作りたかったから...

あと、大事件といえば太宰さんが“文スト”のアニメを見てしまったこと

すごく驚いた...太宰さんはアニメの未来を見て悲しみ苦しみ受け入れた。
織田作を救うことはできないと...涙していた。

そしてもう一つ


私の中で大きく変わったこと。


太宰さんはきずいているのかな？



『太宰さんが好き』








私は彼に恋をしてしまったようだった。


『げほげごっ！』


咳が止まらない。



息苦しい。



頭が痛い。




でもそれ以上に、太宰さんが好きだときずいてしまったこの胸がすごく痛くて苦しい。







私はもう長くないのかな？



ずっと君と一緒にいたいなぁ...なんて贅沢ですか？

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