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リク×[1] 四百年と春 空蝉丸 ページ14

リクエストありがとうございました!
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ある日のスピリットベースにて、空蝉丸は四百年前に思いを馳せていた。

「とりん、当たり前でござるが姫は…もう、生きてはおらぬのだな。」

「あの頃の平均寿命は四十歳と言われている。しかし彼女は……いや、人の命というのは、儚いものだな。」

空蝉丸は姫の姿を思い浮かべる。春のような微笑み、夏の夜空を見上げる横顔、秋の微睡み、冬のような凛とした声。その全てを慕っていた。遠くから見つめることしか出来なかったし、話しかけられても直ぐに逃げてしまったが。

「おっ、ウッチー!なんの話してたんだ?」

「きんぐ殿、各々方。拙者のお仕えしていた親方様の妹君の話を少し…。」

すると途端に騒がしくなる。

「Oh my!まさかウッチーが女の子の話をするなんてな。」

「殿の妹って事は…お姫様ってこと?」

「Wow!気になるっ!」

「妹の話ぃ、もぅと!聞かせてくレヨン。」

口々に興味を示すも、空蝉丸は背を向けてしまった。

「そ、そんな、大した事ではないでござるよ。思い出を…少し…。ただそれだけでござる。」

彼は少し照れて頬を赤く染めていた。普段から女の子には近づくことすら出来ないと言うのに、慕っていた姫の話など到底出来ないだろう。

「大それた事じゃなくたっていいさ!ウッチーの話をただ聞きたいだけだ。もっとウッチーのことを知りたいんだ、オレたち。」

空蝉丸はやはりキングの言葉には弱かったのだろう。少し勇気を出して話して見ることに決めたようだ。

「きんぐ殿…わ、わかったでござる。……あれは、確か。」

そう言って空蝉丸はぼんやりとあの頃を思い出しながら、ぽつりぽつりと話を始めた。

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Akira_s2(プロフ) - YUKIさん» 返信遅くなりました💦リクエストありがとうございます。受付ましたが、お知らせもした通り、しばらくお待ち頂くことになるかと思います。ご理解よろしくお願いします😢 (5月3日 0時) (レス) id: 4fceb90968 (このIDを非表示/違反報告)
YUKI(プロフ) - リクエスト失礼します!ルパパトの高尾ノエルさんってできますか?出来たら高尾ノエルで死ネタをお願いしたいです! (4月14日 13時) (レス) id: 5825403805 (このIDを非表示/違反報告)
Akira_s2(プロフ) - スピカブラックさん» リクエストありがとうございます!更新まで暫くお待ちください☺️ (4月13日 20時) (レス) id: 4fceb90968 (このIDを非表示/違反報告)
Akira_s2(プロフ) - 恐ろしの竜さん» すみません!ありがとうございます😿 (4月13日 20時) (レス) id: 4fceb90968 (このIDを非表示/違反報告)
恐ろしの竜 - 書き込み失礼致します。小説内で「ドゴルド」が「ドゴルドン」に、「デーボス軍」が「デイボス軍」になっています...💦💦そこだけ気になったので訂正して頂けると嬉しいです。 (4月13日 12時) (レス) @page19 id: 42ee6c3683 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Akira_s2 | 作成日時:2024年3月17日 22時

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