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リク CREAM リタ・カニスカ ページ20

【特撮】ヒーローと恋の味2
こちらの【ICE リタ・カニスカ】の続編となっています
−−−−−

私の目の前に居るのは、ゴッカンの王さま、最高裁判長、パピオンオージャー、様々な肩書きを持つ人。

そんなこの人は……私の恋人。


吹雪が窓に吹き付けてガタガタと音を立てる。

部屋中にはもふもふのぬいぐるみが散乱し、それを踏まないように慎重に歩く私の足音が響く。


「A、今日も来てくれてありがとう。」

『リタさん!』

手と手を取り合い、ぎゅっと握る。

「私の歌、聞いてくれるか?」

『もちろん!りったん大好き!!』


りったんことリタさんは、あの事件以来、少しずつ素を見せてくれるようになった。もちろん、私はどんなリタさんでも受け入れるつもりで、新しいリタさんを知れば知るほど余計に大好きになっていった。

そして今日も。今日はリタさんと二人きりでライブをする予定だ。彼女は普段の様子からは想像出来ないほど眩しいアイドルに変身する。

ツインテール、ふわふわのパニエ、リボンにハート。

二人きりだから、この部屋だから、リタさんは内に秘めたキラキラを解放している。私はこの瞬間が大好きでたまらない。

「りったんと、ずーっと?」

『一緒!』

「もう一度!りったんと?」

『ずーっと一緒!』


小さな台の上で踊っていたリタさんは、歌い終わるとこちらの方にやってきた。

「A…、王としてではない私は好きか?」

『もちろん、どんなリタさんも好きですよ。アイドルりったんも、裁判長のリタさんも。』

「……ふふっ、そうか。済まないな、こんなことに付き合わせてしまって。」

ソファに座ってリタさんをもっふんと私の間に挟んで抱きしめた。

『私…リタさんはいつも忙しいですから、二人の時間だけでも、リタさんのやりたい事を全力で全部したいんです。だから嬉しいんですよ?』

「Aに恋して良かったと思っている。」

『私もです。』

顔を隠すことの無いキラキラの衣装のリタさんを見つめれば、少し恥ずかしそうに目を逸らした。こんな本音を言ってくれるなんて、嬉しい…。

『リタさ…』

「今度は!」

妙な間の後、言葉が重なった。私はリタさんの言葉に圧倒されて口をつむぐ。

「今度は…Aのしたいことをしよう。」

『…はい!』

リタさんの暖かな心に捕まれて、私はもう一度ぎゅっと抱き締めた。

−−−−−
end

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Akira_s2(プロフ) - あめだまさん» リクエストありがとうございます!剣崎くん承知しました☺️更新までしばらくお待ちください (5月6日 21時) (レス) id: 4fceb90968 (このIDを非表示/違反報告)
あめだま(プロフ) - 初めまして!コメント失礼します!仮面ライダー剣の剣崎一真って可能でしょうか? (5月6日 17時) (レス) id: 4eb730f803 (このIDを非表示/違反報告)
Akira_s2(プロフ) - 陽炎さん» 読んで頂きありがとうございました! (3月4日 22時) (レス) id: 4fceb90968 (このIDを非表示/違反報告)
陽炎 - 本当に素晴らしいお話をありがとうございます! (2月28日 15時) (レス) id: e05c80d031 (このIDを非表示/違反報告)
陽炎 - リクエストに答えて頂いてありがとうございました!! (2月28日 15時) (レス) @page19 id: e05c80d031 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Akira_s2 | 作成日時:2024年1月13日 23時

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