ﾘｸ ファッションセンス モモタロス ページ15
お待たせしましたリクエストありがとうございます
今後もしばらく亀更新になりそうです…
−−−−−
『うそでしょ？！』
出会いは本当に些細な事だった。放課後にAが歩いていると、良太郎の顔を公園で見かけた。しかし彼は高校生だった頃の姿とは見違えるほど勇ましかった。シャツがピタピタになるほど発達した筋肉や、逆だった髪の毛をしていてインナーに赤色が入っている、まさかグレてしまったのではないかと心配になるほどだった。
『えっ、良太郎くんだよね？…どうしたの？この数ヶ月で何があったの？』
「あん？誰だおめェ。」
『ぎょエッ？！……あんた本当に良太郎くん？キャラ変わりすぎじゃない？』
キッと睨みつけ、その大きな図体は威圧感を放っている。明らかに何かがおかしいと、Aは本能的にまずいと思った。
『あっ、あ！！私これから塾があるんだった。またね！』
Aはそそくさと逃げようとした時、グッと腕を掴まれて、背筋が凍るような思いをした。
「待ってまって！ごめんAちゃん！」
『……え？』
彼の髪型や体型が以前のように戻り、性格も慌ただしくも誠実なものに戻っていた。
『あっ！今日はモモちゃんなの？かっこいいじゃ〜ん！』
「ヘンっ、俺の方が良太郎よりも、ファッションセンスってのが高いからな！」
あの出来事から妙にモモタロスがAに懐くようになり、良太郎も安心して彼を任せられるとAとなら外を出歩いてもいいと言うようになった。
『このジャケットがいいよね〜、どこで買ったの？』
そう言って指さすのはビンテージ調のライダースジャケットだ。体は良太郎のものなのに、雰囲気は完全にモモタロスで、Aはいつも不思議な気分だった。
「えっ、それは…どこだっけ？」
『もう！おバカさんなんだから。』
そう言うAも少なからずモモタロスを意識した配色の赤いスカートを履いている。
「まあなんだっていいじゃねぇかよ！ほれ、さっさとプリン食いに行くぞ。」
『またプリンデートか…。』
「ん？なんか言ったか？」
『なんも、ほれ行くぞ！』
おー！と拳を二人して空に突き上げると、飛び跳ねるように歩いていったとさ。
−−−−−
end
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Akira_s2(プロフ) - あめだまさん» リクエストありがとうございます！剣崎くん承知しました☺️更新までしばらくお待ちください (5月6日 21時) (
レス) id: 4fceb90968 (このIDを非表示/違反報告)
あめだま(プロフ) - 初めまして！コメント失礼します！仮面ライダー剣の剣崎一真って可能でしょうか？ (5月6日 17時) (レス) id: 4eb730f803 (このIDを非表示/違反報告)
Akira_s2(プロフ) - 陽炎さん» 読んで頂きありがとうございました！ (3月4日 22時) (レス) id: 4fceb90968 (このIDを非表示/違反報告)
陽炎 - 本当に素晴らしいお話をありがとうございます！ (2月28日 15時) (レス) id: e05c80d031 (このIDを非表示/違反報告)
陽炎 - リクエストに答えて頂いてありがとうございました！！ (2月28日 15時) (レス) @page19 id: e05c80d031 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Akira_s2 | 作成日時：2024年1月13日 23時
