２ 幻想の力 ページ7
検非違使の突然の奇襲によって第一部隊は分断されてしまった。
「おいおい…やけに頭数が多いじゃないか、そんな驚きいらないぜ」
鶴丸は目の前にいる大太刀と打刀から目を離すことなく周囲を軽く確認する。
分断され、小隊１つに３・４振りで襲撃している。
こんなことは初めてであるが、山姥切や蛍丸たちは鍛えに鍛えられた刀剣。
そう簡単には折れはしないだろう。
問題は薙刀の一撃を喰らってどこかへ飛ばされてしまった十六夜である。
「(頼むから無事でいてくれ…！)」
探しに行きたいところだが鶴丸の目の前には大太刀と打刀がいてそれどころではない。
何とか隙を見て斬りかかるが相手は錬度９９に合わせてきた検非違使、高錬度を誇る鶴丸でも一撃では倒れない。
斬りかかってきた打刀を破壊すると間を置かず大太刀がその凶刃を振り上げてくる。
それを受け止めようと構えたそのとき…背後から別の気配を感じた――敵の脇差だ。
「！！」
痛みを覚悟する――が、やってきたのは痛みではなく背中に当たった小さな温もりだった。
「――傷符“インスクライブレッドソウル”」
鶴丸の背後に迫っていた脇差は無数の斬撃によって破壊された。
鶴丸の背中を守るように突然姿を現した――十六夜藤四郎によって。
「十六夜…！？君今までどこに、…っと！」
鶴丸に向けて再び大太刀が振り下ろされる。
十六夜が鶴丸の後ろから短刀を投げるとそれに当たった大太刀は不思議なことに動きが遅くなった。
なぜか、と考える前に鶴丸は強く踏み込んで動きが遅くなった大太刀を斬り伏せる。
十六夜を脅威だと認識したのか打刀が死角から迫った。
「おっと！」
しかし瞬時に鶴丸がその刀を受け止め、強く弾き返す。
「…！(“パーフェクトメイド”)」
十六夜の姿が鶴丸の視界から掻き消える。
体勢を崩された打刀は何とか体勢を整えたが――次の瞬間、無数の短刀に囲まれていた。
「(一体どんな仕組みかは知らんが、面白い！！)」
一斉に迫る短刀に為す術もなく打刀は破壊される…全てが流れるような動作であった。
３ 時間を操る程度の能力→←幻想の短刀、初陣（大規模書き直し！）
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凛音 - 続きがめっちゃ気になります！頑張ってください！ (12月30日 11時) (
レス) @page26 id: 0943923905 (このIDを非表示/違反報告)
凛音 - これで終わりなのが寂しいです。 (9月22日 0時) (レス) @page25 id: 0943923905 (このIDを非表示/違反報告)
ハイキュー大好き！！(プロフ) - 続きがとても気になります！更新頑張ってください！！ (2021年2月9日 19時) (レス) id: 2d39102061 (このIDを非表示/違反報告)
乱 - 咲夜の奴ですね………とても面白いです！更新頑張ってください！ (2021年1月1日 3時) (レス) id: 0830061a27 (このIDを非表示/違反報告)
Qたん - 更新、頑張ってください！！！！！！！！ ( ´∀｀)bｸﾞｯ! (2018年12月17日 0時) (レス) id: 1e4cd3bd39 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚子ポン酢 | 作成日時：2015年9月15日 19時
