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目の前に並べられた料理に刀剣たちは目を釘付けにされた。
「じゃ、いただきます！」
そんな中食べ始めた審神者に倣って刀剣たちもそれぞれ食べ始める。
「あ、これ美味しい！！」
「この汁物、中々…」
「あ！おい同田貫、俺の肉取るなよ〜！」
あっという間におかずの争奪戦になってしまった。
特に競争率が高いのはお肉系の料理、そして意外にもコロッケが人気なようだ。
「あるじさま！きょうのゆうげはかわったものがおおいですがすごくおいしいです！！」
「主君が作られたのですか？」
「え、主が作ったのか！？」
「違うよ！私は味付けを覚えている限り教えただけで、作ったのは十六夜！」
『十六夜！？』
広間にいた刀剣たちは一斉に山姥切と鶴丸の間の席で静かにオムレツを食べていた十六夜を見つめた。
「…？」
視線に気づいた十六夜は首を傾げる。
「今日の夕餉は十六夜が作ったのか！いや、驚いた！」
鶴丸は十六夜の頭に手を置いて優しく撫でた。
「外つ国の料理だね…見たのは久しぶりだ」
にっかり青江は懐かしそうに呟く。
「外の国にはこんな雅な料理があるのかい！？十六夜、是非僕にご教授願いたい！！」
「歌仙くんずるい！十六夜ちゃん、僕にもこれ教えて！」
「…、」
詰め寄ってきた２人に十六夜が言葉を詰まらせていると横から服の裾を引かれた。
「…その、お代わりは…あるか？」
「…」(コクリ)
十六夜は山姥切の前にある空になった大皿を持って厨へと向かう。
「君たち…料理に熱心なのはいいがあまり十六夜を困らせるものじゃないぞ」
「鶴丸さん、十六夜ちゃんの初陣について行ってからやけに仲良いよね…」
僕も初陣について行ったのに。と燭台切は不満そうに言った。
「これから仲良くなればいいだろ、燭台切の旦那」
十六夜を厨担当に引き込めばいくらでも交流できる、と薬研は燭台切の背中を叩く。
戻ってきた十六夜に山姥切は同情のまなざしを送るのだった。
(飯マズ審神者の影響を受けて大半の刀剣が飯マズな中、数少ない料理要員をこの３振りが野放しにしておくはずがない…)
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凛音 - 続きがめっちゃ気になります！頑張ってください！ (12月30日 11時) (
レス) @page26 id: 0943923905 (このIDを非表示/違反報告)
凛音 - これで終わりなのが寂しいです。 (9月22日 0時) (レス) @page25 id: 0943923905 (このIDを非表示/違反報告)
ハイキュー大好き！！(プロフ) - 続きがとても気になります！更新頑張ってください！！ (2021年2月9日 19時) (レス) id: 2d39102061 (このIDを非表示/違反報告)
乱 - 咲夜の奴ですね………とても面白いです！更新頑張ってください！ (2021年1月1日 3時) (レス) id: 0830061a27 (このIDを非表示/違反報告)
Qたん - 更新、頑張ってください！！！！！！！！ ( ´∀｀)bｸﾞｯ! (2018年12月17日 0時) (レス) id: 1e4cd3bd39 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚子ポン酢 | 作成日時：2015年9月15日 19時
