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「十六夜、…君は一体、何をしたんだ」
鶴丸はもがき苦しむ人間たちを顔色悪くして見つめながら十六夜に問いかけた。
「…私自身は何もしていませんが、…これは凄まじいですな」
「十六夜！こんなのやり過ぎだよ！止めて！！」
「無駄だ主。言っただろう…十六夜は“何もしていない”」
「え、…」
「こんな大規模な祟り、刀剣の付喪神なんかじゃできやしない…」
神話レベルの神格が起こす祟りだぜ、こいつは…。
政府直轄の呪術師が解呪に奮闘するが紋様は収まらない。
「があっ…！ぃざ、…ぃいいいいいいいいいい…！！」
祟りに蝕まれながらも男は十六夜に手を伸ばしてきた。
その醜い姿を審神者の目に入れないように十六夜は審神者をクルッと背中を向けさせ鶴丸に向かって押す。
「さて…土着神の頂点、ミシャグジさまの祟りをまともに受けた気分はいかがです」
「ぐぁぁああああああああああ！！」
「…まぁ、四季映姫殿に黒と判決を下されたあなた方が、まともな死を迎えられると思わないことですな」
…その日、演練に来ていたブラック本丸・ブラック政府役人は例外なく皆祟りを受けた。
――…
歴史に残る騒ぎを起こした十六夜は政府に連れてかれた。
しかし十六夜の手を政府役人が握ったとき、一番に怒鳴ったのは厚藤四郎であった。
「ふざけんな！！人間に苦しめられていた仲間を助けただけだろ！！また人間の勝手な都合で…今度は十六夜まで苦しめるのかよ！！」
「…厚殿、」
「殿なんかつけんな！俺たちは兄弟だ！！」
「え、あ、はぁ…」
「あはは…まぁ、あんなことがあった手前信用するのは難しいですよね」
役人は厚の怒鳴り声に苦笑を零す。
「審神者さま、それに刀剣の皆さま。十六夜藤四郎さまをお預かりしたいのは、先ほどの大規模な祟りによって十六夜さま自身に影響が出ていないかを検査する…所謂健康診断のためです」
それと、十六夜藤四郎さまの知人がこちらに来ておられまして。
「…知人、」
「えぇ、巫女殿がこちらに」
「、」
「わぁ、あの鬼だろうが神だろうが一切容赦しないという噂の鬼巫女殿かい？一目見てみたいなぁ」
「――誰が鬼巫女ですって？」
少女の声が響いた。
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凛音 - 続きがめっちゃ気になります！頑張ってください！ (12月30日 11時) (
レス) @page26 id: 0943923905 (このIDを非表示/違反報告)
凛音 - これで終わりなのが寂しいです。 (9月22日 0時) (レス) @page25 id: 0943923905 (このIDを非表示/違反報告)
ハイキュー大好き！！(プロフ) - 続きがとても気になります！更新頑張ってください！！ (2021年2月9日 19時) (レス) id: 2d39102061 (このIDを非表示/違反報告)
乱 - 咲夜の奴ですね………とても面白いです！更新頑張ってください！ (2021年1月1日 3時) (レス) id: 0830061a27 (このIDを非表示/違反報告)
Qたん - 更新、頑張ってください！！！！！！！！ ( ´∀｀)bｸﾞｯ! (2018年12月17日 0時) (レス) id: 1e4cd3bd39 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚子ポン酢 | 作成日時：2015年9月15日 19時
