波乱万丈 (ページ25)

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25 安心安全ページ25

本当に風邪だったみたいで、あれから更に熱も上がり、家に引きこもり中。愛犬のサラも実家に行ってるし寂しい。
でも悪いことしちゃったなあ、万が一誰かに風邪うつしちゃってたらどうしよう。

ピコン

メッセージ？誰だろ、

［高比良「今そっちに安全そうな方を送ったので、安心してください‼️その方が責任持って看病します‼️」］

そんなことしなくていいのに、なんていいきれない。正直めちゃくちゃ安心した。
でも、安全そうな人って誰…？何…？来てからのお楽しみ？

［『了解だよ。気を使わせしまってごめんなさい。高比良くんも昨日からずっと支えてくれてありがとうね。本当に助かってる。』］

ピンポーン

すごくドキドキする。このドアを開けたら誰が来るのか。
インターホンを見る余裕すらなく、フラフラと玄関まで行った。

『どうぞ〜…』

浦田「じゃじゃーん。俺でした〜！って、おっと。本当に大丈夫？」

扉を開けた先にいたのは浦田スターク。最近はあまり会うことも少なかったけど、正直、姉弟レベルで仲がいい。呼ぶときも、下の名前の"勇太"で呼んでる。
ホッとした反動で思いっきりにぶつかってしまった。

浦田「もー、誰が行くかってすごかったんだから。あ、中入ってから喋ろ。横にならなきゃ。」

『ほんとにありがと。超助かる。勇太でよかった』

浦田「たまには嬉しいこと言ってくれるじゃないの。ほら、ちゃんと布団かぶって、水もねちゃんと買ってきたから。」

『最高。』

浦田「京極さんもいないんでしょ？さすがに大変だったね。俺今日泊まるから安心して。」

『もう泣きそう、つらいの、ほんとに。』

大変な時期を一緒に乗り越えた相手だからこそ、やっぱり一番気を許せる相手だし、正直に物を言える。