波乱万丈 (ページ18)

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18 解散の危機？ページ18

『ねえ、佐原。あなたやっぱヤスさんのこと好きよね？』

佐原「だーかーら！違うってば！！！もー！すみませ〜ん！生もう一つ〜！」

明らかに仲が良くてまさかとは思ったけど…確定じゃん。
佐原はあんまり人に懐かないから、私は全力で応援したい。
考えてみれば、佐原が人の誕生日をちゃんとお祝いするなんてあるはずのないことだった。

町田「あの、俺これ頼もうと思うんすけどAさんも食べます？」

『あ、それ私食べたことないかも…私も食べます。でも少しだけでいいので…』

町田「じゃあ、俺の分から少し分けますね。」

『ありがとうございます』

町田さんは気を使ってくれてお酒は飲んでない
しかも、よくわからないおつまみも分けてくれる
優しい人だ

中野「最悪だ〜…最悪すぎる〜……」

中野くんはさっきからずっと頭を抱えてる。
そりゃそうだ。隣に座ってる佐原がこんな様子じゃ気が気じゃないだろう。

『ごめんね、佐原がこんなんなっちゃって…』

中野「まあ…仕方ないです…。あ、そういえばメンツですけど9番街レトロは呼ばないんですか？僕たち結構仲いいんですけど…」

佐原「いやだ！気に食わん！家に入れたくない！！！」

中野「うわっ…アンチなのか…」

『こんな相方を持って私は悲しいよ。』

佐原「お前らはアイツらのこと好きでも、私は嫌なの！私は私、みんなはみんな。押し付けたりしないから、そんなこと言わないで…解散したくない、離れたくない。」

『ごめんね。佐原はそういうところちゃんとしてるもんね。解散なんかしないよ。ずっと一緒。』

中野「一見性格真逆に見えるけど、大事なところはちゃんと同じなんだろうなあ。じゃないとここまでコンビ愛強くならないよ。」

私も最初は不思議だったけど、きっと中野くんの言うとおりなんだと思う。

町田「Aさん、きましたよ。どうぞ」

『おっ、ありがとうございます！これ…結構美味しいかも！
』