波乱万丈 (ページ15)

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中野「ですよね。自分で言うのも変ですけど、あれはもう僕のこと好きな流れでしたよね！？」

『可愛いのは事実だからねえ…これからも可愛がるつもりだけどいい？』

中野「そりゃあ、もちろんですよ！これからもよろしくおねがいします。」

京極「俺のことも忘れずに、程々にしてくださいね」

愛されてるなあ

なかむら「まあ、正直俺はそれぞれの気持ちずっとわかってたよ」

『確かに、なんなら私が自分の気持ちに気づく前からなかむらくんは気づいてたのかも。』

なかむら「やっぱね、プロだから(？)」

なんのプロ？

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

なかむら「それじゃAさん、また明日会いましょ〜！」

中野「また呼んでください！今度はサラちゃんにもなにか買ってきます！」

みんなもう帰る時間。もう夜も遅いしね。でも、やっぱ楽しかった分寂しい。

京極「Aさん、また明日。」

『うん。また明日ね。』

嫌だ、行ってほしくない。きっと、もう彼氏になった風斗くんがいない今夜はいままでの何倍も寂しい。

京極「顔、ちょっといいですか？」

『ん？』

え、？いま…

京極「まだ口にする勇気はないんで、ほっぺですけど…。」

やっばい。まずい。顔が、あつい。

中野「あー！もう！イチャイチャしないでください！せめて二人のときにやってくださいよ！」

なかむら「いいじゃないの〜…青春。してんね。」

京極「お前それどこ目線やねん！腹立つわー！」

『……風斗くん、ちょっとこっち向いて。』

京極「あっ…！」

『仕返し！…じゃあね！ほら、みんなもう帰った帰った！』

少しだけ見えた風斗くんの顔。
いつもの余裕そうな顔ではなく、少し赤らんだ顔。
大好きな君の表情。