前世軍人、今世妖怪 (ページ8)

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陸ページ8

木｢どうしたガゴゼ...顔色が悪い｣

ガ｢そっそんなことはないぞ…木魚｣

達磨のいう通りガゴゼの顔色悪いなぁ…
きっと三代目にでもなれると思ってたんだろうか

リ｢じいちゃ…｣

ぬ｢どうしたリクオ…よろこばんか、お前が欲しがっとったもんじゃろ｣

リ｢え｣

ぬ｢ワシの血に勝るものはない。
それはワシによーく似とる
本家の奴らもそれは十分に承知。さぁ採決を取ろうではないか！！
リクオ、リエン…お前達に継がせてやるぞ！
奴良組73団体…構成妖怪一万匹が今からお前達の下僕じゃ！！｣

リ｢い…いやだ！！｣

『え』

あんなに三代目になりたいって言ってたのに…

ぬ｢何？｣

リ｢こ…こんな奴らと一緒になんかいたら、人間(みんな)にもっと嫌われちゃうよー！！｣

ぬ｢リクオ…？｣

リ｢妖怪がこんなに悪い奴らだって知らなかった！
おじいちゃんになんか、ぜんぜん…似てないよーー！！｣

バァン！

おっと、寒い…障子開けてったから風入ってくるぅ…

ぬ｢こりゃリクオ！｣

ぬ｢リクオ…｣

『ふふっw…おじいちゃん』

ぬ｢なんじゃ？｣

『私もね、今のところは三代目を継ぐつもりないよ』

ぬ｢なにぃ？｣

『私はきっと人をまとめる力はないだろうし、それに…』

ぬ｢？｣

『ううん、まぁ継ぐとしてもリクオと一緒になりたいから、かな…？』

ぬ｢う〜む…｣

『私はリクオを見てくるよ。ごめんねおじいちゃん』

スッピシャッ

『ふ〜…本当はもう1個あるんだけどね…』

本当は、前世ではあるけど私はグルッペンに忠誠を誓った身だし、それに、もし…この世界に私と同じようにいるのであれば、その下に私は着くつもりだから、ちょっと…あれだよなぁ…

まぁそもそも、みんなこの世界にいるんかな…