検索窓
今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:82,756 hit

No.16:夢 ページ17

side 我妻善逸



ふわふわ暖かい夢を見ていた。



Aちゃんがひざ枕をしてくれている。


俺はすぐに夢だと気づき、ひざ枕という天国的な展開を違和感もなく受け入れていた。




とっても幸せ。



吸い付くような柔らかい肌で、いい匂いで、彼女の体温はお日様のように暖かくて。



そして、

『善逸くんが無事に乗り切れますように』


と、ひどく優しい声がした。



手を仰ぐと、彼女は俺の大好きな笑みでこちらを見つめる。



何も恐れることのない。


鬼もいないし、何も起こらない、ただただ平和な世界。



そのはずなのに。






Aちゃんの赤い目からは涙が零れていた。

No.17:最終選別後→←No.15:一閃



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (53 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
111人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 我妻善逸 , 鬼化
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作成日時:2020年1月23日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。