【d!】あどけない君をうつくしむ【中編集】 (ページ10)

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syp「はい、お水」

『ありがとうございます、！』

酔いも完璧に冷めた頃

私は、先輩の家のソファに居た

どうしてこうなったんだろう

グルッペンさんとお酒を飲み始めてからの記憶が曖昧であんまりわからない

syp「...それより、他の男がおるところであんな酔い潰れるまで飲んじゃあかんやろ？」

『あ。』

そうだった...と思い出して恥ずかしくなる

そうだ、私、先輩と喧嘩して、飲み会行って、やけ酒して...

syp「しかも、俺が居らへんところで、危ないやろ」

『...だって、！飲みすぎたのも、先輩のせいですよ、！！！』

syp「は？俺？」

言っちゃダメ、

そう思うけど、私は口を開いた

『先輩は他の人と違うって思ってたのにお子ちゃま扱いしてくるし、飲み会で先輩のこと大好きって気付いて、恥ずかしくてそれで___』

syp「え、ちょっと待って」

話を遮られてなんだと思いながら先輩の方を向くと

顔を真っ赤に染めた先輩の目があった

先輩、なんで真っ赤...？

syp「今、俺のこと、大好きって、」

『え？...あっ、！？』

待って待って待って待って！？！？！？

私、つい言っちゃった！？！？

やらかしてる、やらかした、！！！

やばい、えっ、！

あれ、？でも、先輩、顔真っ赤ってことは___

syp「俺も、大好き、なんっすけど、？」

『えっ...あ、それって、』

syp「...両思い、っすよ、」

うそ、絶対ないって思ってた

あ、でも、これ自体、嘘コクってことも、

syp「言っとくけど、嘘コクとかじゃないで、ほんまに好きで、...今日、昼間のやつは、彼氏おるかの確認したかっただけで...居らんってわかって、嬉しくて、Aが嫌がること、言ってしまったんや、」

ごめん、と言うショッピ先輩は本当に申し訳なさそうで、

『ショッピ先輩』

syp「...はい」

『私と付き合ってくれたら許します。』

syp「付き、合うって...」

『交際、です、！！！』

そこまで言わなきゃわかんないのか、！

と、思いながら声に出すと

ぎゅっと抱きついてくるショッピ先輩

これって、

syp「...よろこんで、...寧ろ、付き合わせてください、」

『！...はい！』

私がそう返事を返すと、

ショッピ先輩は嬉しそうに微笑んで

私の口に軽くキスを落とした___