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あれから1ヶ月

マニュアルも仕事内容も全部、先輩に手伝ってもらいながら頭に叩き込んだ

まだ1人で出来ないことも多いし、

先輩に見てもらいながらの作業だけど、それでも楽しく仕事ができている

それと、最近、わたしには一つ会社での楽しみが増えた

それは__


syp「A、休憩行かへん?」

『あ、行きます、!』


ショッピ先輩との煙草休憩時間

先輩は人のことを子供っぽいだとか、時には子供だとか言って茶化してくるけど

だけど、決して煙草の事は馬鹿にはしてこなかった

そりゃ最初は馬鹿にされてたけど、2人で煙草を吸ってく回数を重ねる度に

段々、子供っぽいのに煙草吸ってる、とか、未成年喫煙しちゃダメですよー、とか言われなくなってきた

もしかして、大人に見てもらえてるのかな?


syp「そういやさ、」

『あ、はい、なんですか、?』


2人しかいない喫煙室でふと声を漏らしたショッピ先輩

そんな先輩へ返事を返すと先輩は少し唸った後、また口を開いた


syp「Aって彼氏とかおるん?」

『えっ。』


急な爆弾質問にびっくりして灰を落とそうとしていたピースを灰と一緒に灰皿へと落としてしまった

まって、?今なんて?

彼氏とかおるん?って言ってたよね、?

なんで、私にその質問、?

無言の時間が気まずい、

早く返事をしなくちゃ、


『居ないですよ、彼氏なんて』


からかわれる覚悟を決めて本当のことを言う


『今まで生きてきた中で1回も居たことないです、!』


恥ずかしくて俯きながら言うと

隣にいたショッピ先輩が煙草の煙をふぅっと吐き出したのがわかった


syp「お子ちゃまそうやし、そうやと思った。」

『っ...ひっど、!!!先輩、!酷いです、!!!もう知りません、!!!!!』


また子供扱い

もう、どうでもよくなって私は喫煙室を飛び出した


正直言うと、ひどく傷ついた

先輩は違うって思い始めてたのに、

他の人と違って、

私のことを子供っぽいだとか言わないって、思ってたのに、思い始めてたのに、


少し昔を思い出す

私が子供っぽくて、嘘がつけなくて、気が弱いから

よく、私は騙されてた、

嘘コクをされて、それを晒しあげられて、

勘違い女だって馬鹿にされて、

だけど、嘘がつけないから本当は嘘コクって知ってました!なんて嘘もつけないから

ずっと、ずっと、

子供っぽいって馬鹿にされてきたのに、


私は、なんで、

本当に、好きになった先輩からも、

そう言われなきゃいけないのかなぁ...

▽→←▽



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作者名:喘息ですっ★ x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2023年10月16日 1時

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