【d!】あどけない君をうつくしむ【中編集】 (ページ3)

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syp「もしかして...席列、真ん中の列の方がいいとかありました？」

『え、いや！ないですよ！』

syp「それならええんやけど、今A、泣きそうやったから、そんなに真ん中が良かったんだかなぁって」

自分のデスク...と思われるところに座って

片手で朴肘をついてこっちをみながらそんなことを言っているショッピ先輩

私、泣きそうな顔してたんだ、

『...ぁ、そうじゃないです、！！！ちょっと実家が恋しくなっただけです、！』

syp「っは、お子ちゃまやん」

『あ！また、子ども扱い！』

むすっとして今度は言い返すと少し笑ったショッピ先輩

私が言い返しても余裕そうで...もう、！いらいらする、！

syp「ま、取り敢えず座って段ボールの中身出したらどうっすか？」

『...はい、』

syp「...あ、ちょっと用事思い出したから行ってくるわ。荷物整理終わったらそこで待っとって」

デスクに腰を下ろして取り敢えず段ボールの中身を出しているとショッピ先輩は立ち上がって返事をする暇もくれずに何処かへ行ってしまった

小さく誰にもバレないようにため息をついて段ボールの中身を引っ張り出し始める

モニターとキーボードにぶつけないように...

全部を出しているとショッピ先輩のデスクとは違う方から手が伸びてきて

段ボールから出してデスクの上に置いてたジッポを持ってかれた

『えっ！？』

思わず声を上げてそっちを見ると

いつのまにか私のデスク横に立っていた青い髪の人が私のジッポを手に取っていた

??「へぇ、結構ええジッポやん...新人ちゃん煙草吸うんやね」

『あ、えっと、』

??「ああ、ごめんな、自己紹介まだやったね、ゲーム部署、プロムラミング部のリーダー鬱やで～」

『あ、うつさん...鬱さんですね、！』

社員証に書いている漢字を見て少しびっくりする

本名なのかな、鬱って、

ut「よろしくな～...それより、煙草吸うんよな？何吸うん？」

ジッポを開けたり閉めたりしながら薄ら笑ってそんなことを言う鬱さん

『ショートピース...です、』

ut「おっ、結構重いの吸うんやね。」

『ショートピースの香りが好きなんですよね、私、』

ut「へぇ...でも、重いよなぁ」

あんまり重いの体に毒やで、なんて言われて知ってるよ、なんて思う

というか、このジッポがいいのってわかるってことは鬱さんも煙草吸ってるのかな、

『鬱さんは何吸ってるんですか？』

ut「俺は主にはキャスターやで～、吸いやすいし」

キャスターかぁ、