▽ ページ18
syo.
何が、どうなっとるか分からへん
なんで、抱きついてくれとるん、?
『嬉しい、...いつもは向日葵みたいにみんなと笑ってるシャオロンくんが、私のこと、こんなに見てくれてたなんて、いつもみんなに笑顔だから、私になんて気を持ってないって思ってたの、...だから、嬉しい、こんなに、こんなに、好きでいてくれてたんだね、』
いつも寡黙なAさんがすごくはっきりと喋っている
これ、俺のために、喋ってくれとるんよな、?
syo「嫌って、へんの、?」
『嫌う?なんでよ、私のことこんなに好いてくれてる人を嫌うわけないよ、...向日葵の裏側はずっと私を見てくれてたんだね、』
嬉しそうに笑いながら
俺の頬を両手で包んで目を合わせるAさんに見惚れる
Aさんの目って、こんな吸い込まれそうな黒やったんや、
...でも、なんで、嫌われてへんの、?
syo「俺、こんな、気持ち悪いこと、やって来とったんやで、?盗撮やで、?!」
ほら、とでも言うように
写真を一枚床から拾って見せると
それを受け取ったAさんは、嬉しそうにしてその写真を丁寧に近くのテーブルに置いた
『うん。知ってるよ、...でも、気持ち悪いなんて誰が決めたの?私は、そんなにしてくれるまで私を好きでいてくれたシャオロンくんが大好き、かっこいいシャオロンくんが好き、みんなといる時の向日葵みたいなシャオロンくんが好き、大好き、でも、私しか見てくれてない向日葵の裏側みたいなシャオロンくんのほうが、もっともっと、大好きなの』
ね?わかって?
そんなことを言いながら俺に優しく口づけをするAさん
嗚呼、狂っとるのは俺だけやなかったんや、
狂っとる者同士、
2人で月まで落ちて行ったらもう二度と太陽の方なんて向けへんから、
それが、
それが、俺たちの幸せってやつやろう
俺は、思いっきり
Aさんを抱きしめた
もう、二度と、
俺が
守ってあげへんと
ーー作者話ーー
ごちゃごちゃしすぎました...ごめんなさい...
ちょっと解説みたいなのを入れると
向日葵=太陽の方を向く
太陽=クラスメイト
高嶺の花=太陽が陽をあげるから咲ける
ってな感じで
向日葵が高嶺の花を背に隠す事(閉じ込める事)で
陽が浴びれず(みんなから見られず)
高嶺の花は咲けない(高嶺の花なんて概念がなくなる)
みたいになってます
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