【d!】あどけない君をうつくしむ【中編集】 (ページ17)

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syo.

『おじゃまします、』

syo「あ、えっと、適当に座ってくれてええから、」

小さな声で返事をしながら部屋を見渡すAさんを見てドキドキする

俺の部屋に！！！Aさんが！！！居る！！！

あかん、落ち着かへん、！！！

syo「あー...食べ物、アレルギーとか、ないよな、？」

『うん、ないよ』

syo「やったら、ちょっと持ってくるわ、！」

逃げるように部屋を出る

取り敢えず、跳ね回っている心臓を落ち着けながら

キッチンへと足を運ぶ

今日おかん居らへんでよかった～...

それより、お菓子...と、戸棚を開けながら探す

おっ、ええのあるやん

クッキーとか、お洒落やし、ええやん

syo「飲み物...適当にパックジュースでええよな、」

冷蔵庫から小さいパックジュースを取り出して

クッキーと一緒に持って部屋に帰る

部屋に入る前に、一度深呼吸をしてから

『あ、』

部屋に入ると俺の机の引き出しを開けて中を見てしまっていたAさんと目があった

あ、言い忘れ取った、

俺から目をそらしたAさんは、その場に蹲った

...やってもうた、！！！

syo「ち、違うんや、！えっと違くはないんやけど、！...あー、なんて言うたらええん、？」

床に散らばっている

俺のコレクションを見つめる

どれも綺麗にAさんが写っている

勿論、全部、盗撮、

俺が一目惚れした時から、撮りためて来たやつ、

syo「えーっと...」

取り敢えず、目の前で蹲っとるAさんに

何か、言い訳を、と思っていると

Aさんは、顔を上げて、俺を見た

その顔は俺を睨みつけとる...と、思ったが、嬉しそうに歪んでいた

syo「...え、？」

『シャオロンくん、私のこと、そんなに好きだったの？』

バッと、Aさんが俺に抱きついてくる

え、これ、夢？