【d!】あどけない君をうつくしむ【中編集】 (ページ2)

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『新人...括弧(かっこ)、Aさん...あ！私の先輩ですか！？』

syp「そうっすよ、」

やっと分かってくれたか、と言いたげな表情を浮かべるショッピさんに申し訳なくなる

私がきちんと最後まで読まないから...

と言うか、この会社はこんなことを書いてくれるんだ、とホッとする

これだったら、もし顔とか忘れちゃっても首元見たらどうにかなりそうだもん

...と、いうか、この方が先輩なら挨拶しなきゃ、！

『はじめまして、！えっと...Aです！』

syp「ん、自己紹介はできるんっすね。」

『あたりまえですよ、！何歳だと思ってるんですか、！子ども扱いしないでください！』

syp「はは、ジョークっすよ、」

ムキになりすぎ、と笑うショッピさん...あ、ショッピ先輩、の方がいいかな？

まぁ、とりあえず、ショッピ先輩に少しむすっとする

私、子供扱いされるのが一番嫌なのに...！

ただでない、この身長のせいでよく子供と間違われて子供扱いされるんだから...

syp「ま、とりあえず、こんな所で話すのもアレやから、デスク行こうや」

『あ、はい、！』

歩き出したショッピ先輩の後ろを辺りを見渡しながらついていく

ここ、広いなぁ...

それに、色んな人がいる...

結構人気の部署らしいし、多めに人数とってるのかな？

『わっ、！？』

ついつい見入ってそのまんま歩いていると

ずいっと手を引かれて少し後ろに下がらせられる

びっくりしていると目の前を金髪の人とその人の後輩っぽい人が私の目の前を通って行った

ショッピ先輩、それで腕引っ張ってくれたんだ、

『ショッピ先輩、ありがとうございます、！』

syp「別にお礼されるようなことなんもされてないっすけど」

『いや、他の人とぶつかりそうなの防いでくれたんで...』

syp「あー...まぁ、この部署に来て早々、怪我なんてしたくないやろうから、引っ張っただけっすよ」

そんなことを言って歩き始めるショッピ先輩

なんだか、少しかっこいい気がする

今度はきちんとショッピ先輩の背中を見ながらついていく

すると、ショッピ先輩はとあるデスク前でピタッと足を止めた

syp「ん、ここがAのデスクやで」

1番窓側の暖かそうな場所

おっきな窓から太陽の光が沢山入ってきていて綺麗

なんだか、ここの日当たりだけ見ると実家にいるみたいで安心できる、

よかった、席位置はハズレじゃないみたい！

また、ホッとしているとショッピ先輩が口を開いた