【d!】2年3組 マイペースちゃん。

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ゾムくんと、マンちゃんと、ひとらんくんと、グルくん、

全部呼び間違えないように頭の中で何回も繰り返して覚える

制服の下にパーカー着てるのがゾムくん

かわいい横髪と口調がチャームポイントのマンちゃん

ばってんマスクを付けてるひとらんくん

金髪でメガネかけてるのがグルくん


『あ、ここです。猫いるの』

os「あ、ほんまや！あっちから猫の鳴き声するめぅ」

ht「ここの猫ちゃんたちは凶暴な子とかいるの？」

『猫たちはいつもあっちにいるよ』

zm「そうなんやな！」

『ここの猫たちはよっぽど動物に好かれない人以外には全然いい子達だよ』

ht「そうなんだ、じゃあ安心だね」


みんなで話しながら猫のいる方まで歩いていく

いつぶりだろうね、こんなに人と話せてるの、


「にゃぁ」

『...』

gr「かわいいな、」

『そんなに擦寄らないでよ、こそばゆいでしょ』

「んにゃ」

ht「すごい...ちゃんといい事聞くんだね」

zm「ほんまや！俺の言うことも聞いてくれるんかな？」

os「それは無理そうめぅ、だってAちゃんに懐いとるからこそこうやってしてそうやし」


ゆっくりしゃがんで猫の頭を撫でてあげると猫は嬉しそうにまた鳴いた

そうして、公衆トイレの裏へと行ってしまった


『あ...どっか行っちゃった』

zm「ついてってみようや！」


ゾムくんの提案を聞いて私は公衆トイレの裏に回り込んだ

そこには座っている男の人がいた

どうやらホームレスとかではないみたい、

制服着てるから


ht「あれ？ショッピくん？」

gr「おお！ショッピじゃないか！」

zm「あれ、ほんまやん」

os「昨日ぶりめぅ〜」

syp「あれ、どうしてこんなところに居るんっすか？」


親しそうに話しかけてるってことは、

生徒会の人かな？

私は聞いたことないけど


『ショッピさんって生徒会の人ですか？』

syp「え、嗚呼、そうっすけど」

『...』

syp「え、なんか用っすか、？」

『やっぱり、生徒会の人なんですね』

syp「え、あ、はい」


無理、この人と会話できない

無理、


zm「あー、えっと、ショッピくん、ちょっと待ったってくれへん？A、スムーズに言葉が出てこぉへんだけで話せるんよ、！」

syp「...あー、アンタが噂の」

os「噂？」

『ゾムくんありがとう』

zm「おん！全然ええで！」


助け舟を出してくれたゾムくんにお礼を言うと

ゾムくんは笑顔で全然いいよって言ってくれた

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