【d!】2年3組 マイペースちゃん。

変わり者 ページ11

ni視点


ni「ふわぁっ...あっつ...」

sn「最近、暑くなってきたよね〜」


もう夏だから当たり前のことなんだけど、そんな会話をしながら歩く

学校までが暑くてマジで死にそう


zm「あ！兄さんとぺ神やん！おはよ！」

sn「お、ゾム〜、おはよ〜」

ni「おはよう」


後ろから駆け寄って来たゾムに驚きながらも返事をするとゾムは嬉しそうに笑った

なんでこうも末っ子気質なんやろうなこいつ

まぁ、愛嬌があってええか

誰彼構わず睨みつけるよりもな、


ni「あれ？今日は1人で登校？」

zm「おん！」

ni「珍しいな」

sn「エミさんとか、ロボロとかは〜？」

zm「んとな、俺、ちょっと今日は早めに学校行きたいからいつもより早く家出たんよ！せやから、時間が合わんかった！」

ni「あ、そういうこと」


ゾムが早く家出ようとか思うことあったんやな


sn「ゾムが家早く出るとかどしたん〜？課題忘れたん？」

zm「ちゃう！ちょっと会いたい奴が他のクラスにおるんや」

ni「他のクラス？珍しいな。生徒会の奴ちゃうんやろ？」

zm「ちゃうで！昨日仲良くなった奴！...いや、仲良くなれたかはよくわからへんけど...」

sn「まぁ、昔より距離の詰め方も会話の仕方もよくなったし仲良くなれとるはずやで〜」


昨日仲良くなった奴...

あ、たしかに昨日、バイト先からゾムと誰かが見えた気がしたけど

あれって見間違いとかじゃなかったんやな


zm「Aって奴なんよ！」

sn「あ！うちのクラスの！」

ni「なんか、聞いたことあるな」

sn「Aちゃん、話噛み合わない不思議な子って有名な子だよね〜」

ni「あ、話噛み合わないって有名なやつがその子なんやな、それで俺、名前聞いたことあったんや」


にしても、話噛み合わないって有名なんに

よくゾムは仲良くなれたな


zm「あ！A！」

『...』

zm「おはよ！」


あ、少し前を歩いとった子がゾムに捕まった

あの子がAっぽいな


『あ、ゾムくん』

zm「おん！せやで！...昨日ぶりやな！」

『おはよう、』


...は？

え、いや...ん？


zm「おはよ！あ、そや、今日お昼ご飯一緒に食べようや！」

『うん、昨日ぶりだね』

zm「そやな！あ、今日、放課後とか空いとったらでええんやけど遊ぼうや！」

『お昼ご飯一緒に食べていいの？』

zm「おん！ええで！」

『今日の放課後は空いてるからゾムくんさえよければ遊ぼう？』

zm「おん！」


sn「なんであれ話せてるの？」

ni「...さぁ、？」

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