崩れる社畜生活 ページ1
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『や...やっとおわった...』
はぁ...と、息を吐いて周りを見渡してみる
いつもの事だけど明かりがついてるのは私のディスクだけで
オフィス内に人影は見られなかった
今まであったはずの達成感が急に虚しさに変わるのがわかった
『...私も帰ろ』
鞄の中に私物をぶっこんで立ち上がる
...そろそろ辞めちゃおっかな、こんな会社
明かりを消して、鍵をかけて
鍵を管理室に預けてから会社を後にする
もう時間は24時過ぎ
楽しそうに手を繋いでホテルに入ってくカップルを勝手に羨みながら帰路に着く
『今日は帰ったらすぐ寝よう...明日も朝から仕事だし...』
外回りだってあったはず
なんて、結局帰りながらも会社のことを考えてるんだから
私は休む暇がないみたいだ
まぁ、慣れたもんだけど
ポケットから棒付きキャンディを取り出して舐め始める
流石に疲れてるとは言え、ながらタバコはダメだから棒付きキャンディはその代わり
『息をするだけで褒められてた時に戻りたいなぁ』
信号待ちで足を止めてそんなことをふと呟く
泣いてもメンヘラ！とか、泣くな！とか言われなくて
あっ泣いた！って驚かれて喜ばれるような赤ちゃん時代に戻りたい
お母さんの母乳飲んでお世話されて、
泣いたら喜ばれて、歩いただけで感動されて、
笑っただけで周りの人が笑顔になってくれる
そんな時代に戻りたい
熟そう思う
『あっ、ごめんなさい、』
「ってぇなぁ...！ったく、気をつけろよ！」
『ごめん、なさい...』
すれ違い様ぶつかった男の人の罵声に泣きそうになりながら謝ってまた歩く
もう、嫌だなぁ
私ったら、ぶつかって軽い罵声浴びせられただけで泣いちゃうなんて、
弱っちぃなぁ...
『ぁー...ぁーっ、！』
小声で他の人に気が付かれないように泣き声を零しながら
直ぐそこにあるマンションの自室に入ろうと足を進める
ここまで来れたなら、百点満点
今日も帰ってこれた私は偉い
息はしてるし、歩けてもいる、
ドアノブだって握れるし、声だって出せる
それだけで充分じゃない、
それだけでいいんだよ
『...ぁれ、？あいてる、？』
カチャッという音とともに開いた扉を見て唖然とする
目の前の廊下には明かりがついていて
リビングには誰がいるように見えた
...誰、？どろぼー？
そんな考えをしている最中なのに
私はいつも通り家に入って鍵を閉めて
それからリビングに近づいた
死んだら死んだ時だしね
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喘息ですっ★(プロフ) - ちょい。〜最近kpopはまり中〜さん» そう言ってもらえて嬉しいです...！ありがとうございます、！！！ (2月18日 21時) (
レス) @page14 id: 2d8eabd04b (このIDを非表示/違反報告)
ちょい。〜最近kpopはまり中〜 - あぁ泣きそうになってきた...唯一の心の拠り所の作品です。いつもこの作品を読むことで楽になります。ほんとにありがとうございます！ (2月18日 11時) (レス) @page22 id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)
黒無(プロフ) - こちらこそっ。いつも読ませていただいてます。ほんとありがとうございます！ (2月13日 21時) (レス) @page22 id: b5626f3054 (このIDを非表示/違反報告)
喘息ですっ★(プロフ) - 黒無さん» 泣かないでください...！いつもお疲れ様です...！！！読んでくださりありがとうございます！ (2月13日 20時) (レス) @page16 id: 2d8eabd04b (このIDを非表示/違反報告)
黒無(プロフ) - あぁ、あれ？涙が止まらないなぁ(泣)なんでだろ。 (2月13日 17時) (レス) @page9 id: b5626f3054 (このIDを非表示/違反報告)
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