待てが聞けない困ったわんこ【松田陣平】 (ページ5)

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多分、というか確実に俺はあの女に惚れちまった

あの香り…忘れらんねえ

それに、最初に会ったときは愛嬌も愛想もないやつだなと思ったが

女子の友達と話してるときは笑顔でいることが多くて

そのギャップにまんまとやられてしまった

萩原に色々聞いて、名前とか身長とか誕生日とか血液型とか体重とか好きな食べ物とか趣味とかがわかった

体重は完全に萩原の予想だったけどな

今まではずっとクラスが極端に離れていて接点が全くなかった

でも、でも今年は！！！

同じクラス！！しかも出席番号も前後！！！

勝ち確でしかない

話しかけてもツンツンしてたが可愛いからなんでもいい

いつかは俺のこと好きだと言わせてみせる

ずっと頭の中は松崎でいっぱいだ

今日はなんて話しかけようかとか

なんかイタズラでもしようかとか

できればずっとあいつの側にいたいけど、あいつもあいつで男子からの人気も高いらしいし…

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萩原に俺はどうしたらいいか聞いたら、

女の子にはやっぱりボディタッチで攻めないと！

と言っていたので鵜呑みにしてみた

授業中に松崎の後ろ姿を眺める

髪、絶対触り心地いいよな

さらさらツヤツヤな髪を掬ったらもうツヤツヤ超えて
とぅるんとぅるんな髪だった

結構長い間触ってしまったからお礼として編み込みハーフアップにしてやった

怒られるかと思ったが逆にありがとうと言われた

少し複雑な感情な顔してたけどレアな顔が見れてラッキー

次の授業はどんなイタズラしよっかな〜

休み時間にあいつの友達にもマウント取れたし、満足だ