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?「ったく、もういい、これ置いてくぞ。」
何度か私を呼んだ後、あきらめたのか何かを置いて行った。
いなくなった後、そのものを確認すると
『入部…届…』
え?
一瞬固まってしまった。
入部届は部長に届けてもらわなきゃいかないのに、めんどくさい…
それに、勝手に受け取った(押し付けられた)せいで、成績がいいのが嫌いな部長に怒られてしまう。
石神…千空。
どうせ今年の一年も大体の人が入れないのだろう。
『届けに行くか…』
まだそこまで遠くに行っていないだろう。
そう思い、私はに学校初日なのに鉛のように思いバックを持ち、理科室を早歩きで出ていった。
校庭についたが、ある失点に気づいた。
『石神千空って、誰だよ。』
しくじった、このままじゃあの無駄にガタイのいい部長に怒られてしまう。
学校を休む手もあるが、私は今出席日数が足りなく留学の危機なので下手に休むことができないのだ。
もうあきらめるか。
千「やっと見つけたわ。アルビノ野郎。」
聞き覚えの声が聞こえた。千空だ。
さっさと要件を済ませて帰ろう。
『これ、返すから部長に渡し…』
振り返るとそれはそれは立派で新鮮なダイコンのようで白菜のような髪の毛をした男が立っていた。
私が〚アルビノ野郎〛と呼ばれるのであれば、彼は〚野菜野郎〛だった。
これに驚かない人はなかなかいないだろう。
千「あー、すまなかったな。」
千空の体はヒョロヒョロのもやしのようだった。さすが野菜野郎だ。
目はルビー色で本物のルビーのようだった。
千「おい、明日は部長様はいるか?」
『いるけど、無駄だと思うy』
千「ありがとさん。」
人の話も聞かず、彼は立ち去って行った。
その日からしばらくし、自動販売機で飲み物を買い、久しぶりに科学部に(新入生に挨拶をしに行くようにと言われたため)に行くと
?「千空!誰か来たぞ!」
しっかりとした科学部に完全に変わっていた。
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作者名:安売りすもも | 作成日時:2020年12月7日 19時