善「兄が柱だしめちゃくちゃ美少女な件について」

参拾壱 ページ32

善逸side



兄ちゃんが蚯蚓の方を相手していると炭治郎が蟷螂の頚を斬り落とせそうになっていた。



それをみた蚯蚓はお兄ちゃん！と帯を炭治郎の方に飛ばす。



俺は霹靂一閃で瓦礫から這い上がり、帯を斬った



「善逸!!」


俺と兄ちゃんは目を合わせ、意図がわかったと頷き合う。



「鳥の呼吸 陸ノ型 飛翔狂奔」



「雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃 神速」



横と上から鬼の頚を狙い撥ねようとする



兄ちゃんが上に行き、落ちてくるまでの間俺が先に鬼の頸を抑える。




斬れろ…斬れろ…振り抜け!!




霹靂の神速は二回しか使えない。足が駄目になる。




瓦礫から抜けるために一回使ったから後がない




そして今以外頚を狙える機会は訪れない!!




炭治郎がこの千載一遇を作った。絶対に斬る!!



俺と兄ちゃんで!!絶対に!!



宇髄さんも復活してあと少しでこっちも向こうも斬れる！という時に帯をまた向こうに向ける。



今度こそやばい!!と思った時、伊之助が斬った。




「俺の体の柔らかさを見くびんじゃねえ!!内蔵の位置をズラすなんざお茶の子さいさいだぜ!!」




そして伊之助の刀も頸に加わる



あと少しだ…!!兄ちゃん速く戻ってきてくれ…!!



「…これで終わりだァ」



上から兄ちゃんの音が猛スピードで近付いてくる。



刹那、蚯蚓の頸を撥ねた。





そして、炭治郎も蟷螂の頸を撥ねた




斬った、と思ったが宇髄さんが「逃げろッ!!!!」と叫んだ




斬れてなかったのか!?と鬼の方を見ると鬼の身体から血鬼術のようなものが周りに飛び交った




そして俺達は気を失った。




______炭治郎side



俺が目を開けると禰豆子がいた。



周りを見渡すとめちゃくちゃだった。



「禰豆子が助けてくれたのか!?ありがとう…他の皆は!?」



と立ち上がると体が動かなかった。




「たんじろ〜〜〜〜」



と何処からか善逸の声がしたので禰豆子に背負ってもらって向かうと



「起きたら体中痛いよおおお、俺の両足これ折れてんの何なの!?誰にやられたのコレ痛いよおお 怖くてみれないいぃぃ」



といつも通りの善逸に戻り号泣していた





「無事か!!良かった」




と俺が言うと無事じゃねえよおおおと返された。




「俺も可哀想だけど兄ちゃんと伊之助がやばいよぉ、心臓の音がどんどん弱くなってるよ〜〜〜」



俺が何処にいるんだと探すとあそこにいるよあそこ〜〜と指を指した




指さした方を見ると伊之助の脚が見えた

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