善「兄が柱だしめちゃくちゃ美少女な件について」

拾玖 ページ20

Aside



こんにちは鷹羽 Aです。



只今、義勇さんに謎なことを聞かれて困惑が止まりません



え？なんで？？？




「な、なんでですか？」



そう聞き返すと



「…よく胡蝶とそんなんだから嫌われるって言うからAは俺の事嫌いなのかと思って」




思わぬ答えに俺は笑いを堪えた。




義勇さんめちゃくちゃ天然だ。




「ふふ、冗談ですよ。俺は嫌いじゃないですよ？」



「そうか！ならよかった」



義勇さんからは嬉しそうな音がした。可愛いなこの人。




「それじゃ、そろそろ僕は行きますね」



と言うと「あぁ」って返された。



さて、そろそろ善逸たちのとこ行かなきゃ



蝶屋敷に戻ることにした









「兄ちゃあああああん」



俺が蝶屋敷に戻ると善逸が飛んできた



よっ、と善逸を抱っこする



「兄ちゃん会いたかったよぉぉ」



とほっぺスリスリされる。朝会ったばっかじゃねえかおい。可愛いけど。




「おっしゃ3人とも鍛錬すんぞ鍛錬」




そして鍛錬しつつの任務行ったり、で4ヶ月が過ぎようとしていた。



驚くことに善逸は1人で任務の時も駄々を捏ねたりしなくなった。偉い。



伊之助くんは猪突猛進！！！って感じになっていた。



炭治郎くんも確実に実力が上がってきた。



そんなある日の任務帰り。



炭治郎くんと宇髄さんがわちゃわちゃしてた



「よぉA！丁度いいとこに！Aもこいつらと一緒に来てくれ！」



こいつらって誰？って思ったら善逸たちだった。




「え？行くってどこにです？」



「…鬼の棲む遊郭だよ」



え、嫌な予感しかしないんだけど？？




「いいか?俺は神だ!お前らは塵だ!まず最初はしっかりと頭に叩き込め!!ねじ込め!俺が犬になれと言ったら犬になり猿になれと言ったら猿になれ!!猫背で揉み手をしながら俺の機嫌を常に伺い全身全霊でへつらうのだ」


「そしてもう一度言う。俺は神だ!!」



善逸がやべぇやつだ…って顔で宇髄さんを見てる。わかるよ、その気持ち。かっこいいんだけどね



そんなとき炭治郎が手を挙げ



「具体的には何を司る神ですか？」



と聞いた。炭治郎くんもとんでもねぇ子だ…



そんな炭治郎の質問に宇髄さんは


「いい質問だお前は見込みがある。派手を司る神…祭りの神だ」



伊之助くんも「俺は山の王だ。よろしくな祭りの神」


と言ったら宇髄さんは何言ってんだお前…気持ち悪い奴だなって言ってた。


いやどっこいどっこいだわ！！

弐拾→←拾捌

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す