善「兄が柱だしめちゃくちゃ美少女な件について」

拾伍 ページ16

Aside



煉獄さんと別れたあと俺は実弥の屋敷へ向かった



「実弥〜」


と一声かけて中に入る



多分怒られないでしょ。うん。



「勝手に入ってくんじゃねェ！」



と言いながらも怒ってる音は聞こえないから根は優しい人だよほんと！



「そろそろ行くかァ」


と、実弥と鎹鴉が伝える場所へ向かう。



「実弥と一緒に仕事って久しぶりだね！」



そう。俺は昔よく実弥と組んで仕事をしてたんだ。相性がいいのかな？



最初は怖かったけど！！



でも、何回も一緒に行くうちに優しいこととか分かったしおはぎが好きな可愛いところとか見つけて仲良くなったんだよな〜



「そうだなァ、俺等が組めば向かうとこ敵なし、だろォ？」



「そのとーり！俺等最強コンビ」



そう俺が返すと実弥に撫でられた。



ここの人達って撫でるの好きだよな〜〜



恥ずかしいけど、嬉しいからいいんだけどっ！



「何気持ちわりィ顔してんだ(やっべェ恥ずかしがってるのクソ可愛い)」



え、俺気持ち悪い顔してた！？もしかして善逸のって俺の遺伝！？



「…嘘だからよォ、んなこの世の終わりみたいな顔すんな！さっさと行くぞ」




と引っ張られた。実弥のそんな優しさとちょっと照れた顔を見たら抱きつきたくなったから思わず抱きついちゃった。えへ。




そしたら「やっぱ気持ちわりィ！！離れろや！！」



って怒られましたが俺は耳がいいので照れてるのはバレバレですよ！！！




「えへへ、さっさと終わらせておはぎ食べいこ！」




と、俺が言うと実弥は「…おう」とだけ返してくれた。




…そして現場に着いた俺等ですが！！お館様が言ってたとおりほんとに鬼が多い！！なんだここ！！



見たところ十二鬼月レベルに強い鬼はいなさそう。



…会ったことないから分かんないけど。



「んじゃAとっとと片付けんぞ」



「あーい」



そして2人でちゃっちゃと斬っていく。



「あぁ！！もう多すぎてうっとおしい！！！」



もーめんどくさいから呼吸使っちゃお



「…鳥の呼吸 参ノ型 燕返し」



燕返しは方向変換が恐ろしい程早く効くので大量にいる鬼を斬っていくのにはめちゃくちゃ便利。



一体の鬼に大して多方向から素早く攻撃するって言う応用も聞くしね。



「相変わらず速ェなぁ」



「実弥もね！」



周辺にいる鬼は殆ど倒した。後はここのボス敵な奴だけだな。



見た感じ十二鬼月では無さそうだし、余裕かな。

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