善「兄が柱だしめちゃくちゃ美少女な件について」

漆 ページ8

Aside



それぞれが意見を述べたあと、お館様は手紙を取り出した。



それは元水柱の鱗滝左近次さんからのものだった。



要約すると禰豆子が人を食べたら炭治郎くん、義勇さん、鱗滝さんが切腹するとのこと。




内容を聞いて炭治郎くんは泣いちゃってた。



泣いてる姿見ると善逸思い出すからよしよしってしたくなっちゃうんだよな〜〜



ただ、それだけじゃ証明にならないんだよ。



「…切腹するからなんだと言うのか。死にたいなら勝手に死に腐れよ。何の保証にもなりはしません」




「不死川の言う通りです！人を喰い殺せば取り返しがつかない！殺された人は戻らない！」



実弥に続いて煉獄さんがそう述べた。



それに対してお館様は



「確かにそうだね。人を襲わないという保証ができない、証明ができない。ただ、人を襲うということもまた証明ができない。禰豆子が２年以上もの間人を喰わずにいるという事実があり、禰豆子の為に3人もの命がかけられている」



これには実弥も煉獄さんも何も言えなかったみたいだ。



「それに炭治郎は鬼舞辻と遭遇している」



お館様のその言葉にみんな炭治郎くんに質問攻めにしていた。



けどしーってしたら一斉に静かになった。すごい。



鬼舞辻の尻尾を逃したくない、という意見を話し



「わかったかな？」


と、問うお館様に対し実弥は



「わかりませんお館様。人間ならば生かしておいてもいいが鬼は駄目です。承知できない」


と歯をギリギリ鳴らしながら言った



そして、自分の腕を切った。



「お館様…!!証明しますよ俺が、鬼という物の醜さを！」



「オイ鬼!!飯の時間だぞ喰らいつけ！！」



と箱に血を垂らした。外じゃ多分意味無いけどネ




「不死川日なたでは駄目だ。日陰に行かねば鬼は出て来ない」



と、伊黒さんが言うと「お館様、失礼仕る」と屋敷の中に入った。



そして禰豆子！！！と叫ぶ炭治郎くんを伊黒さんが押さえつけ、実弥が3回刺した。



「出て来い鬼ィィ、おまえの大好きな人間の血だァ!!」



実弥がそう言い出てきた禰豆子ちゃんは涎を垂らして堪えてた。




そしたら義勇さんが伊黒君を引き剥がし炭治郎は無理やり縄を引きちぎって禰豆子ちゃんの元へと向かう



「禰豆子!!!」



炭治郎くんがそう叫ぶと禰豆子ちゃんはプイっとそっぽ向いた



…これには驚いた、実弥も拍子抜けた顔をしていた



これで証明はできたね、とお館様は言った。

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