善「兄が柱だしめちゃくちゃ美少女な件について」

伍 ページ6

炭治郎side


柱の人達の中で殺してやろうって話が出てる。まずい



禰豆子は？



禰豆子を探すが見当たらない。



「そんなことより冨岡はどうするのかね」



声のした方を向くと蛇みたいな人がいた。



「拘束もしてない様に俺は頭痛がしてくるんだが。胡蝶めの話によると隊律違反は冨岡も同じだろう。どう処分する。どう責任をとらせる。どんな目に合わせてやろうか」




蛇みたいにネチネチしてるなこの人。それよりこの前の梟の人柱だったんだ…



誰かに似てると思ったら善逸だ！



「まぁいいじゃないですか。大人しくついてきてくれましたし。処罰は後で考えましょう。それよりも私は坊やの方から話を聞きたいですよ」



と、こちらを向く胡蝶さん。



…俺のせいで冨岡さんまで……



とりあえず話さなきゃ、と思ったけど上手く喋れなかった。



そしたら胡蝶さんがお水を飲ませてくれた。



「俺の妹は鬼になりました。だけど人を食ったことはないんです。今までも、これからも。人を傷つけることは絶対にしません」



そう説明するも簡単に信じてくれるはずもなく否定される。



「聞いてください！俺は禰豆子を治すために剣士になったんです。禰豆子が鬼になったのは2年以上前のことでその間禰豆子は人を喰ったりしてない！」




「話が地味にぐるぐる回ってるぞアホが。人を喰ってないことこれからも喰わないこと口先だけでなくド派手に証明して見せろ。」




どうすれば、、どうすれば証明できるんだ



「あのぉ、でも疑問があるんですけど…お館様がこのことを把握してないとは思えないです。勝手に処分しちゃっていいんでしょうか？」



「いらっしゃるまでとりあえず待った方が…」



桜餅みたいな髪色の人の一言で柱の人達は静かになった。



「妹は俺と一緒に戦えます!!鬼殺隊として人を守るために戦えるんです」



頼む…信じてくれ



「だから！」


俺が話を続けようとしたら



「オイオイ、何だか面白いことになってるなァ」



傷だらけのその人は禰豆子が入っている箱を持っていた。嫌な予感がする。



「困ります不死川様。どうか箱を手放してくださいませ！」


隊士の人が慌てて言った。



「鬼を連れてた馬鹿隊員はそいつかィ。一体全体どういうつもりだァ？」



これに対し胡蝶さんは



「不死川さん。勝手なことしないでください」



と怒っていた

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