善「兄が柱だしめちゃくちゃ美少女な件について」

拾弐 ページ13

炭治郎side



機能回復訓練に善逸が加わり、それから5日間カナヲに負け続ける日々が続く。



伊之助も善逸もカナヲの髪の毛1本すら触れなかった。



そんな状況に、負け慣れてない伊之助は不貞腐れてへそを曲げた。善逸も早々と諦める体制に入る。



Aさんたすけて



そして2人は訓練場に来なくなった。そしてアオイさんにも怒られた。



ふたりの分も俺ががんばろう！そして勝ち方を教えてあげよう！と開き直った俺。



頑張ります！と、意気込んだものの負け続けて5日立った。俺がとぼとぼ歩いてると前からAさんが歩いてきた



「よぉ炭治郎、訓練頑張ってるか？」




「はい…なかなかカナヲに勝てなくて」



俺がそういうとAさんは



「その場だけ呼吸を使うんじゃダメだよ」



と、一言教えてくれた。けどその時は意味がよくわからなかった。




そしてさらに負け続けて5日経った。



そしたらなほちゃん、きよちゃん、すみちゃんの3人が手拭いを持ってきてくれた。



そして、こんなことを聞いてきた。



「あの、炭治郎さんは全集中の呼吸を四六時中やっておられますか？」



「…ん？」



「朝も昼も夜も寝ている間もずっと全集中の呼吸をしてますか？」



と。Aさんが言ってたのってこういうこと！？




「…やってないです。やったことないです…そんなことできるの!?」



「はい。それが出来るのと出来ないのとでは天地程差が出るそうです」



いや、全集中の呼吸少し使うだけでもきついんだが、、!?



俺がカタカタしてると柱の人たちとカナヲは出来ることを教えてくれた。



「そうか…!!ありがとうやってみるよ!!」



そうかそうか、これだったのか！カナヲと俺達の違い！



そう意気込んで練習し始めたはいいものの、全っ然できない。できなーい!!



死にそうになるし鼓膜破れるかと思った。



そのあと瓢箪の話とかを教えて貰い15日後。



屋根の上で瞑想していた。



そしたら隣にしのぶさんがいた。



「頑張ってますね。お友達二人はどこかへ行ってしまったのに…1人で寂しくないですか？」



びっくしたぁ…ここの人美人な人が多過ぎないか…？



「いえ！できるようになったらやり方教えてあげられるので！」



と言ったら君は心が綺麗ですね。と返された。



そして、しのぶさんの夢について話してもらった。



その話を聞いて俺はもっと頑張ろう、と思った。

拾参→←拾壱

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す