善「兄が柱だしめちゃくちゃ美少女な件について」

壱 ページ2

善逸side




気持ち悪い人面蜘蛛を倒した(？)俺は毒にやられて死ぬのかなーとか思いながら月を眺めていた




そのとき爺ちゃん、そして俺が13のときに居なくなった兄が言ってた言葉を思い出した




「善逸、いつか、俺が迎えいくからそれまでは絶対生きてろよ？兄ちゃんとの約束だぞ？」




あー、兄ちゃん何してるんだろ。結局迎え来てくれなかったじゃん。死んじゃったのかな。



兄ちゃんに会いたいなぁ。




兄ちゃんは俺の3つ上で俺が生まれた時からずっと一緒にいた。兄弟揃って耳が良すぎて嫌なものも聞いてきた。それでも隣にいてくれて、一緒に頑張ろって言ってくれた。




でも俺が13のとき。その日はやけに鷹が飛んでたなぁ、急に兄ちゃんが



「悪い、兄ちゃんちょっと行ってくるから家で大人しく待ってろよ」



って言って山の方へ行ってしまった。



帰ってきた兄ちゃんはすっごい悲しい音がした。



そして俺にこう言ったんだ



「ちょっとやる事出来た。しばらく家出る」



兄ちゃん、あの日何があったの？？




俺は今でも約束守ってるよ、怖いけど。




「もしもし、大丈夫ですか？」



あ、、目の前に美人が、、、、



「おや？なんだかAに似てますね」




え、今、なんて、？兄ちゃんここに居るの？



「A〜、なんだか貴方にそっくりな男の子がいますよ〜」



そう言いながら美人さんはテキパキと応急処置？てきなのをしてくれた



「俺に似た人？まさかぁ」



と笑っている声、間違いない。兄ちゃんだ。



懐かしい声と落ち着く心音。



「善、逸！？善逸なのか！？」



そう言いながら覗き込んでくる兄、ちゃん？



え？どうみても女の子なんだけど。え？

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