あの無惨様とノリで一夜を過ごしてしまった件について。【鬼滅の刃】

それから ページ45

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産屋敷「おかえり、A。待っていたよ」


『ありがとうございます、産屋敷社長…!!』





私が帰ってきて、みんなとの再会をした後は緊急柱合会議。
久しぶりに産屋敷社長のお顔とお声を聞いて安心しまくりだわ。
でも今回は社員全員が集められた。




産屋敷「…さて、ではAから今回の"派遣社員として"の活動報告をしてもらおうか。」


『御意。

………では、今から皆様にとても大切なお話をします。』






ふぅ、と一息置いてからしっかり話し始める。
鬼舞辻カンパニーの"本当の話"を。

ここ数年の蟠りを私がなくす。
そう、約束したから。堕姫とも、妓夫太郎とも、




勿論、無惨さんとも。



その決意も込めて、みんなにしっかりちゃんと知ってもらいたい。




………………


私が話してから10分が経過。
みんな真剣に聞いてくれた。



『……という訳で、本当は、鬼舞辻カンパニーの会社も社員の皆も、良い人達なんです。手違いでこんなに仲悪くなっちゃっただけで、本当は違うの。
だから、私はこのふたつの会社の仲をやり直したい。私達なら、できる。きっと。
信じてください…そして、許してあげてください、今までの事は。
私からも、よろしくお願いします。』





そこまで言って、私は頭を深く下げる。


産屋敷「ありがとう、A。もう下がっていいよ」


『御意』


みんなは納得してくれただろうか。
……いや、でもきっと少なからずは許せない人といるだろう。






産屋敷「今Aが話してくれた事は全て本当の話だ。私もAを信じている。だから、皆にも認めて欲しい。

協力しよう、鬼舞辻カンパニーと。皆とならきっと、さらに素敵な会社が作れると私は確信している。」





その産屋敷社長のお言葉で、なんだかさっきまで張り詰めていた空気が緩んだ気がした。


そして、





産屋敷「容認してくれるかな？」


社員達「御意」



みんなの声がひとつに揃った。

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