あの無惨様とノリで一夜を過ごしてしまった件について。【鬼滅の刃】

屍のような人々 ページ33

蜜璃side




産屋敷「……みんなも知ってる通り、Aが攫われてしまった。」



全員「……………。」









Aちゃんが攫われてから、30分…。
今は緊急の柱合会議。と言っても社員全員出席の異例の会議。
アイスのワゴンだけを残して、跡形もなく消えてしまった鬼舞辻カンパニーの社長と社員達。







あの後、みんなで隈無く探したんだけど……。









悲鳴嶼「鬼舞辻は跡形もなく消え去りました………南無阿弥陀仏」



実弥「……………っ、クソっ……」








誰にも、見つけられなかった。
そして、私は……………






蜜璃「……私の、せいですっ……」


伊黒「甘露寺……!!」








あの時、私がちゃんとしっかり担がなかったから盗られてしまった。
私のせいだわ……………。



ぽろぽろと流れる涙を、隣で伊黒さんがあたふたしながら拭ってくれる。
そして反対側ではしのぶちゃんが、あなたのせいではありませんと諭してくれる。






産屋敷「そうだよ、蜜璃のせいではないよ。だから、蜜璃だけが責任を感じる必要はない。」



蜜璃「社長…………!!」






産屋敷社長の優しい目。
また視界がぼやけてきたわ………!!



そして、隣で伊黒さんがさらにあたふたし始めた頃______









ﾀﾞﾝｯｯ






実弥「……クソっ、なんで、Aがッ……」




煉獄「不死川……」








不死川さんが、目をゴシゴシしながら床を叩いた。




産屋敷「実弥………。」






そこで、空気が止まった瞬間の事。


ｳｨｨｰｰｰｰｰｰﾝ









煉獄「FAXが届いたようです!!」




産屋敷「どちらからかな?」







たまたま近くにいた煉獄さんが、ゆっくりと出るFAXに目をかっぴらいてとる。







煉獄「む!?鬼舞辻カンパニー!?」




それはなんと、Aちゃんを攫った鬼舞辻カンパニーからで_________









"星川Aは2週間預かる。


この間我社の派遣社員の分と思えば良い"






と書かれていた。

"派遣社員"という名の姫→←お初にお目にかかります

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