あの無惨様とノリで一夜を過ごしてしまった件について。【鬼滅の刃】

鬼舞辻さん ページ41

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あれから何日かして、今日が2週間の日。
あの日、すぐ産屋敷社長に全てを話した。
社長もそんな事とは知らなかったみたいで、鬼舞辻カンパニーのみんなに申し訳ないとおっしゃっていた。

それから、みんなへちゃんと本当の事を話すことも快諾してくれた。






『よし、あとは……』





あとは、あの人の元へ行かなくちゃ。


私がこの2週間、仕事が終わる度に毎日毎日訪れていた部屋。









ｶﾞﾁｬｯ





『こんにちは、Aです。』





無惨「…貴様はいつもノックせず入るんだな。産屋敷の前でもそうなのか？」







私がにこっと笑って入ると、少し不機嫌そうな顔をした鬼舞辻さんがいた。

でもその後はいつも、





無惨「…今日は何の用だ。」




私に近づいてきて、頭を撫でてくる。
今日は、って、いつも貴方が呼んでるんじゃないですか。


なんて思いつつ、口を開く。







『2週間という短い間でしたが、お世話になりました、鬼舞辻さん。』




私がそう言うと鬼舞辻さんは、もう2週間か…と小さく呟いた。





無惨「…もう少し、居させてやってもいいんだぞ」




少し眉を下げてそう言う鬼舞辻さん。

ああ、本当にいい会社だったな。
みんなの為にも、それを分かってもらわなきゃ。


鬼舞辻さんの真っ赤な瞳を見つめて、私は一息つく。






『…実は、私鬼舞辻カンパニーと産屋敷カンパニーの本当の話を聞いたんです。』


無惨「……なに？」






うわ、明らかに額に青筋が。
これは取り調べされかねない。





『あ、いやその誰からとは言いませんけど！話聞いたこと、怒らないでくださいね！』


無惨「……貴様が言うならしょうがない。


…だが、そんな話を聞いてどう思った？その話をきいて、もっとこの会社が嫌になっただろう。」









え？……
どうして、そんなこと言うの？






『…嫌になるわけ、ないじゃないですか。』



無惨「……!?」

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