【鬼滅の刃】ねぇ無一郎くん、こっちを向いて。

ねぇこっち向いて 16 ページ19

無一郎side




『…ごめ、、無一郎くん、。。ｸﾞｽｯ』






無一郎「A!?!?そんな、なんで泣くの。」






蝶屋敷に着いたはいいけど、Aが泣いてしまった。




『だって…私のせいでっ……ｸﾞｽｯ 柱として不甲斐ないよぉっ……』





ああ、気にしてるんだ。。





無一郎「ここの事？」






そう言って切った腕の傷を指差すと、ゆっくり頷く。
もう。








無一郎「はぁ、確かにAは馬鹿だし危なっかしいし阿呆だよ」





『え…!?』





無一郎「だけど、」





ｷﾞｭｯ







『む、いちろく、、ん?』






無一郎「…だけど、僕はAが好きなの。だから僕が側にいて守ってあげないといけないの。」






我ながらこんなセリフをすらすら言えたなんて。しかも抱きしめながら。
僕の腕の中に収まるAはすごく吃驚しているんだろうけど、僕自身が1番吃驚していると思う。






無一郎「だからね、Aはそんな責任感じないで。俺が全部引っくるめて守るから。」









めちゃくちゃいいこと言ったつもり。




だけど









『…まだ薬切れてないんだね。。』





無一郎「は?」←






Aのその一言で、恥ずかしさやら緊張やらでいっぱいだった僕の気持ちは一気に急降下。


え、薬ってなに。








『とりあえずしのぶさん呼んでくるね!!』





無一郎「…は?」(2回目)






すごいいい事言ったよね?僕。
なんか、逃げられちゃった。









無一郎「はぁ……薬ってなんだよ、本心だっつの。」







走っていくAの華奢な背中。
こんな僕の気持ちを、Aは知らない。






_____________




❀大正コソコソ噂話❀


実はこの時には無一郎くんのキザなセリフばっかり言っちゃう薬は切れていました!!
それに気づかないAちゃんと、そんな薬の事覚えてない無一郎くんのすれ違い!素敵ですね((

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