禪院に産まれまして

京都校の皆が遊びに来たよ1 ページ22

｢私がわざわざ来てやった事に感謝してよ｣

｢今年は乙骨が居ない代わりにアイツが居るらしいからな。｣

｢余計な手は出さないでよ｣
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｢自販機もうちょっと増やしてくれないかしら｣

｢それは無理だろ｣

｢アイスとか欲しいよね〜｣

｢わか！！わかるぅー！｣

自販機はなんか癒着あるのかな？！ってレベルで同じ味ばぁっかり。

ザッ

久し振りに聞く、愛おしい足音

｢？なんでこっちにいるんですか、禪院先輩｣

｢あっやっぱり？雰囲気似てるとおも｢ま、まいっ、真依ちゃん？！！！｣

｢久し振りね、乙女。禪院だと真希と区別が付かないじゃない。真依って呼んで｣

真依ちゃん。私の守るべき人。

｢真依ちゃん、真依ちゃん、大丈夫？無理してない？｣

｢大丈夫よ、心配症ね、乙女は｣

｢ううん、あのね、真依ちゃん私、お家出たんじゃなくて、あのね｣

｢大丈夫、解ってるから｣

｢なに？あの二人。｣

｢釘崎は知ってるだろ。あの人は禪院先輩の双子の妹。乙女は禪院先輩の従姉妹。つまり、身内だよ｣

真希ちゃんが東京に出て行って、私はその選択を後押しした。間違ってるなんて思ってない。

真希ちゃんは、真希ちゃんの考えで、感情で動いて当然だから。

私は元々禪院家が嫌いだから、京都校に行く気が無かった。

東京校には、五条悟、つまり私の恩師も居るって分かってたから。

でも真希ちゃんの何倍も心が弱い真依ちゃんを、優しい真依ちゃんを1人京都に置いていってしまった。

真依ちゃんは、私の事を恨んでは無い。真依ちゃんは私の考えを尊重してくれてる、あくまで従姉妹という関係だから。

真希ちゃんは、姉妹だから、真依ちゃんは置いて行かれた事にずっとずっと心に傷を負ってる。

だから、真依ちゃんを見るとなんだか、、

｢乙女、涙脆いのね。｣

｢身内にだけだよ。｣

｢おい、これが3年と乙骨の替え玉の特級、禪院乙女だよな？だがその前に伏黒、好きな女のタイプはなんだ｣

｢は？いきなりすぎませんか？｣

｢ちなみに俺はケツとタッパがデカい女がタイプだ！｣

｢聞いてねぇーーーーー｣


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〜その頃の虎杖〜

｢みんな稽古してるのに俺だけ大丈夫かな？｣

｢悠仁は稽古の前に呪力の扱いをなんとかしないと｣

｢そらそうか〜｣

京都校の皆が遊びに来たよ2→←０巻映画化おめでとう！の思いを込めて（メタい発言過多）

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