禪院に産まれまして

任務2 ページ18

「きっっもちわる、、これ本当に私達に当てられた任務よね？」

「ここには乙女が居るからな、、等級としては間違ってない」

伏黒恵が野薔薇にそう呟く。

いや、多分私がいなくても皆はこの任務が当てられてたよ、なんてこの空気じゃ言えないや。

潔高くんも圧倒されてるみたいだし、このままほっとくとマジでみんな危ないかも。

「潔高くんは同行しなくて大丈夫。
外に車置いて待っててよ。」

「ですが、補助監督として門の中までは入らないと、」

「大丈夫、私が居るから。

何かあった時大変だし、悟は出張で居ないから、今高専が頼れる特級は私だけ。そうでしょ？」

「ですが、、」

呪いが呪いを産んでる匂い。

パッと見特級が居そうだけど多分レベルは居たとしても1級くらい。

その分大量って感じ。

「皆、行くよ。」

「押忍！」「勿論」「了解」

私達はホテルに足を踏み入れた

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「玉犬、渾！！」

「可愛いねぇー！」

「ていうか、乙女も式神使いなんだろ？
出さないのか？」

「え？うん、私は出さないよ？」

「使えないのか？」

「使えるけど、"いらない"ってだけ」

「いらない？？？どういうこと？」

「まあ見ててよ」

スッ

「？！、！乙女の気配が消えた？！！」

「ここにいるよ？」

ポン、と気張ってる悠仁の肩を叩く

「わっ？！！！」

これ、私が転校初日にやった技。

「私、一時的に呪力を0に"見せかける"ことが出来るんだよね。あと広範囲での呪力の放出。

悟の領域展開とか紅とかみたいには行かないけど、
1級位までならこれで余裕。」

「へえーー！！すっげえな！！」

「まさに底なしだな、、」

「気持ち悪いわね、、」

「よく言われるーーー！！」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
《オマケ》

「まだ乙女は式神を調伏してないんだ？」

「式神使いだからといって式神ばっか使う訳じゃないでしょ？拳よ拳」

「乙女はまじ変わってるね〜！」

「おまいうだよそれ」

任務3→←禪院家の彼女について(禪院真希)

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す