約束/1 ページ9
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「かえりたくない」
頬を膨らませながら鶴丸が呟いた。
それからも駄々をこね、中々帰ろうとしない。
私の妹も昔こんな感じだった。
「ほら、おとーさんがいっちゃうよ?」
鶴丸のお父さんが師匠に礼をして、帰ろうとしていた。
「やだ!」
「むりなこといわないの!」
「もっとあそびたい!」
手を引っ張ってみたが、全く動かない。
石像を引っ張ってる気分になった。
「また来ればいいじゃないか」
三日月さんが鶴丸を撫でながらそう言った。
「またきていいの?」
「ああ、勿論だ」
私の頭を撫でながら微笑む三日月さんを見て、美人の笑顔って破壊力が半端ないと思った。
「ほら、またこようね!」
「……うん!」
「それじゃあ、またね!」
みんなにお礼を言って、何とか納得してくれた鶴丸と手をつないで帰った。
私もお父さんが心配しているかもしれないので、早く帰らないといけない。
最後に鶴丸と別れて家の壁を通り抜けた。
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にゃーちゃん - 好きです…っっ!!!まぁじで作者様神作しか書きませんねありがとうございます(早口)更新頑張ってください、楽しみにしてます! (2022年9月17日 18時) (レス) @page10 id: 25d0243371 (このIDを非表示/違反報告)
フォーマルハウトの書片 - ずっと前から応援しておりました。 これからも応援しております。 (2019年4月27日 21時) (レス) id: 0274745d66 (このIDを非表示/違反報告)
きい - タイトルみて飛んできました。弓使いほんとすきなんですよ。。。素敵な作品ありがとうございます今から読むので楽しみですo(^-^o)(o^-^)o (2019年4月6日 0時) (レス) id: 908a4fbf0a (このIDを非表示/違反報告)
暇人114514号 - ショタ…凄く可愛い… (2019年4月1日 10時) (レス) id: ddbe8a73a8 (このIDを非表示/違反報告)
真黒 - 更新頑張ってください (2018年10月6日 9時) (レス) id: 36145c8bb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まい | 作成日時:2018年9月14日 16時