もう一度会いたい・・・～守りたいもの～ Part１【絶鬼】 (ページ19)

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私と絶鬼は、荷物を取りに２－３の教室前に立っていた。流石にもう皆帰ってるよね・・・
ガラガラッ―・・・

貴「？！あれ、皆帰ったんじゃないの？」
絶「・・・」
全「？！A、ゼッキー」

皆の顔はどこか私たちを怖がっているような感じさえした。・・・覚悟していたけど、やっぱりきついな・・・。
ガタンッ！
いきなり美樹が立ち上がって私たちの方へ来た。

美「良かった無事でっ・・・！」
貴「？！・・・どうして？私は皆に酷いことしたんだよ？！」
美「うん。そうだね・・・でも、私はAが優しいってこと知ってるもん！それに・・・その優しいAが好きになったゼッキーも本当は優しい妖怪なんでしょ？最初は吃驚したけどね」
絶・貴「？！」
全「そうだよ！」
ま「それにこういうのもう慣れたし！また、これからやり直せば良いんじゃない(笑)」

なんで・・・一度、裏切った人間にそんなに優しくするの？
私は絶鬼の顔を見ると驚いた顔をしていた。

貴「皆、ごめんなさい！！！」
絶「僕の方こそ・・・ごめん！」
全「いいよ！」

そう言った皆は私たちの方に集まってきた。

克「よしっ！じゃあゼッキー！今度どうやってAと出会ったか教えろよ？あと！どういう感じで恋人になったのかｍ・・・」
貴「ちょっと！」
絶「いいよ(笑)」
貴「絶鬼？！何言って・・・！」

それから、時間も遅かったから「また明日ね」って言って別れた。

・・・帰り道・・・

貴「そういえば、絶鬼はどこに帰るの？」
絶「え？Aの家」

なんか、さも当たり前に答えたね(-_-;)でも、昔は一緒に住んでいたんだよね～なんかなつかしいなぁ。

貴「そっか！遅くなったけど・・・おかえり！絶鬼！」
絶「？！うん。ただいま(微笑み」
貴「あ！そうだ、絶鬼が封印された日お母さんとお父さんすっごい泣いてたよ？」
絶「そうなの？！なんか、悪いことしたな・・」
貴「だから今日、絶鬼が帰ってきたら吃驚するだろうね！」
絶「(クスッ。そうだね」

そんな話をしているとあっという間に家に着いた。因みに私の家は和風の作りになてるんだよ

ガチャッ・・・

絶・貴「ただいま～」
母「お帰りなさ～い。今日は学校どうｄ・・・絶鬼くん？！」
絶「ただいま」
母「お帰り！絶鬼くん！貴男～！絶鬼くんが！！」

部屋から出てきたお母さんは絶鬼を見るなり吃驚していた。
それもそうだよね～お母さん、絶鬼のこと実の息子として育ててたもん。お母さんに呼ばれたお父さんも吃驚してた(笑)