もう一度会いたい・・・～守りたいもの～ Part１【絶鬼】 (ページ17)

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そう言って私は絶鬼たちに近づいて行く。
ドスッ！ドォォン！！

貴「え？これは・・・玉藻先生の杖？それに結界」
絶「どういうつもりだ・・・妖狐？」
玉「今だ！鵺野先生！！」
ぬ「？！魔界清浄経！！」
絶「っ？！」
貴「絶鬼！！！」

絶鬼の体には動きを封じるお札が巻きついていた。
私が絶鬼の動きを奪っているお札を取ろうとすると視界がオレンジ色の光に包まれた。これはいったい・・・
光が止んだと思ったら森の中にいた。どうなってるの？！それに絶鬼たちは？周りを見てみると見覚えのある所だと今気づいた。此処は３年前に絶鬼が封印された場所だったってことは・・・絶鬼が危ない！
私はあの場所へと急いで向かったら、本来の姿になった絶鬼とぬ～べ～、無限界時空がいた。何でこんなところに時空が？
その答えはすぐにわかった。絶鬼の後ろにある鬼門がその証拠だったあの二人は絶鬼を封印するつもりなんだ

貴「っ！ちょっとまって！！」

私は急いで３人の居る場所へと向かった。ヤバい間に合わない！このままじゃまた、会えなくなっちゃう！私は走りながら呪文を唱え始めた。

貴「万鬼状蔵せよ雷光焼殺符！急々如律令！！」

そう唱えるとバリバリッと音をたてて雷が絶鬼以外に直撃した。一応気絶しない程度に力を押さえといた。

貴「絶鬼っ！！大丈夫？！」
絶「A。良かったもう、会えないかと思ったよ」

そう言った絶鬼は人間の姿になり抱き着いてきた。なんか今日はよく抱き着いてくなぁ～と思っていると

時「くっ？！貴方様は・・・！」
貴「え？」

私、一度も会ったことないんだけ・・・あっちは私を知っている様だ

ぬ「いたた・・・ん？Aを知っているのか？」
時「なっ！鳴介！この方は天才陰陽師・・・安倍晴明の生まれ変わりだ！」
ぬ「えっ？！そうなのか？！」
貴「ま、まぁ・・・ってそれよりも！鬼門を閉じて！」
時「そ、それは出来ません・・」
貴「なんで！？絶鬼は本当は優しんの！それに覇鬼さんを開放してくれれば何もしないだよ？ねぇ、絶鬼？」

私はいまだに抱き着いている絶鬼に聞く。

絶「まぁね。僕は兄さんの解放とAと一緒に居れるんだったらいいよ」
ぬ「・・・それじゃあ、覇鬼を開放すれば生徒たちには危害を加えないか？」
絶「うん」
時「・・・分ったそこまで言うならしょうがないだろ」
貴「やった！」

私が喜んでいるとぬ～べ～の鬼の手が光りだした。え？まだ、ぬ～べ～何もお経とか唱えてないのになんで？