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「とうちゃーく」
楽屋と張り紙された扉の前で立ち止まる
「こんばんはー！」
徐に扉をあけ挨拶とともに部屋の中に入っていってしまう天月さん
一方、わたしはというと入るタイミングを逃して扉の前に立ち尽くしている
え、まって…やっぱりやめておけばよかったかも…
ちょうど扉の死角になってふたりにはわたしの姿が見えていないようで、部屋の中からは明るい声が聞こえる
せっかく連れてきてもらったのに申し訳ないけど帰ってしまおうか
足音をたてないようにそっと来た道を歩き始めようとすると
「あれ？どうしたの？入りなよ」
天月さんに見つかってしまった
「えー？天月くん、だれかつれてきたの？」
誰だれ？とまふくんの期待がこもった声がする
すいません、その期待をぶち破る奴です。
「ほら、はやく」
天月さんに腕を引っ張られ楽屋の中に強制的に入れられる
「…え…」
瞬間、部屋の空気が凍りつく
ほらね。やっぱりダメだった
分かりきっていることなのになんでわたしは傷ついているんだろう
「あ、まつき？」
そらるさんの声がこの小さな部屋に深く響く
殺意を向けられている天月さんはというと笑顔のまま
「さっき少し話してさ〜、せっかくだから連れてきてあげようと思って」
なんて能天気に話している
「あ、、えっと」
何か言わないと、と口を開くとそらるさんに睨まれる
まふくんの方は見たくない
そらるさんと同じように睨まれてるのかな
怖い
「あの、お疲れ様でした
とっても…よかったです」
気づいたら足は勝手に動いていた
「あ、 Aちゃん！」
楽屋の扉を勢いよく開いて廊下に飛び出す
楽屋から天月さんの慌てた声が聞こえたけれど、聞こえないふりをしてしまおう
またあの部屋に戻るのは怖すぎる
そう思って出口までの廊下を急いだ
ーこんな傷ついている理由なんてわかりきっている
やっぱりわたしは、誤解が解けていることを心のどこかで期待していた
ー
キリが悪かったのでいくつかページを続編に移行しました
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ひより(プロフ) - もふぃさん» 報告ありがとうございます！ (2018年12月1日 23時) (
レス) id: 8d41273a90 (このIDを非表示/違反報告)
もふぃ(プロフ) - 名前抜けてますよ…！汗 あと続編楽しみにしてます！ (2018年11月30日 16時) (レス) id: bd51fbc33b (このIDを非表示/違反報告)
カイ - 私はまふまふさんのこと本気で大好きだから、そうだったらとても悲しいです…。 (2018年11月12日 16時) (レス) id: ff33a9029c (このIDを非表示/違反報告)
カイ - やっぱりガチ恋ってまふまふさんによく思われないのでしょうか？(´；ω；`) (2018年11月12日 16時) (レス) id: ff33a9029c (このIDを非表示/違反報告)
もふぃ(プロフ) - ひよりさん» いえ！解決してよかったです！ (2018年11月10日 13時) (レス) id: bd51fbc33b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひより | 作成日時：2018年8月26日 15時
