24. ページ25
消え去りそうな、わたしの中にある信じてほしい、という気持ちを繋ぎ止めているものがあるとすれば、それはきっと まふくんへの恋心だろう
ここで有害や、わざとふたりと接触したと見なされてしまったらわたしのガチ恋は終わってしまう
望みなんかなくなってしまう
「…そらるさん、あの…」
まふくんがそらるさんに声をかける
「なに？」
そらるさんがまふくんに向き合ったとき
ーーコンコン
「お取り込み中 失礼します
まふまふさん、そろそろ病院の予約のお時間です
そのまま旅館に向かいますので荷物の準備をおねがいします」
部屋の扉がノックされてスタッフさんの声が響いた
「時間、か」
そらるさんが時計を見ながら呟く
「あー… Aさん、もういいや
話していても結論が出ない気がする
とりあえずTwitterのアカウントだけ、教えてほしい」
「…え？」
「MVに出てもらっているのにこんな失礼なことしたくないけど…
こっちにも立場がある。ごめん」
要するに厳重警戒…ってこと、だよね？
「あー…はい、わかりました
えっと…」
教えようと口を開きかけてはたと気づいて止めた
このIDを言っちゃったらTwitterのアカウントが特定されて
本人にわたしのまふくんガチ恋がバレる
もう嫌われたくないのに…ひかれたくないのに…
ずっと無言のわたしを怪しんだのか
「なに？言えないの？」
そらるさんの目が一気に冷たいものになる
ああ、綺麗な人の睨みってなんでこんなに怖く感じるんだろう
「…消すことならできます」
消すだけならアカウントのページを一瞬開くだけで済むから
「は？なんで？消すよりもアカウント教えるだけの方が良くない？」
「…っ」
正論をぶつけられて焦りが生まれる
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 923人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ひより(プロフ) - もふぃさん» 報告ありがとうございます！ (2018年12月1日 23時) (
レス) id: 8d41273a90 (このIDを非表示/違反報告)
もふぃ(プロフ) - 名前抜けてますよ…！汗 あと続編楽しみにしてます！ (2018年11月30日 16時) (レス) id: bd51fbc33b (このIDを非表示/違反報告)
カイ - 私はまふまふさんのこと本気で大好きだから、そうだったらとても悲しいです…。 (2018年11月12日 16時) (レス) id: ff33a9029c (このIDを非表示/違反報告)
カイ - やっぱりガチ恋ってまふまふさんによく思われないのでしょうか？(´；ω；`) (2018年11月12日 16時) (レス) id: ff33a9029c (このIDを非表示/違反報告)
もふぃ(プロフ) - ひよりさん» いえ！解決してよかったです！ (2018年11月10日 13時) (レス) id: bd51fbc33b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ひより | 作成日時：2018年8月26日 15時
