しまうまくんのベイビー (ページ2)

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▶︎ しまうまカップルの日常ページ2

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アラームの音が鳴り響く。

今日も朝が来るのが早い気がするのは、きっと毎日が充実しているからだろう。

カーテンの隙間から差し込む光が眩しくて目を細めつつ腕を動かそうとしたら、重みを感じる。

「も〜…いつ来たの。」

左腕に乗ってるのは、俺より一回りは小さい頭。

その正体に自然と頬が緩んで、たまらず抱き締めれば、甘い香りが肺の中に一気に入ってくる。

『ん…ジェシー…？』

「おはよう、べび。いつ来たの？」

『 …3時、くらい。』

抱き締めたせいで起きたのか、眠そうな目を擦りつつ俺を見上げてきたのは、世界で一番大切な愛おしい子。

まだ開ききってない瞼に唇を落とすと、ふにゃりと頬が緩んだ。

『きのう…お仕事全然おわらなくて。』

「会えないって言ってたから先に寝ちゃってた。ごめんね。」

『ん〜ん、だーくんが…送ってくれたから。』

ふわふわした話し方がまた可愛くて、話しかけつつ、優しく何度も柔らかい髪に指を通して撫でる。

昨日はドラマの撮影で遅くなるって言ってたから、てっきり自分の家に帰るのかと思ったら。

こんなに嬉しいサプライズはない。

『じぇし…寝てたから、ごめんね、これ借りちゃった。』

「なあんで謝んの。べびなら何着ても怒んないよ。」

『 …おっきいけどねえ。』

俺のTシャツを着てるから、身体を動かすたびにチラリと見えてた太もも。

さっきはあまりにも捲れすぎて下着が見えてた。

見えないようにブランケットをかけてあげれば、今度はそれに包まれてる。

『今日、撮影一緒だね。』

「ん、みんないるね。」

『楽しみ。』

雪だるまみたいになってる頬にそっと触れてみたら、ん？と可愛らしく首を傾げる。

そのまま反対方向に首を傾けて、ちゅっと唇を重ねれば、またふにゃりと笑う。

『おはようのちゅう？』

「これは昨日のおかえりの分。だから、あと3回。」

『 3回？』

「おやすみ。おはよう。あとは…。」

最後は少し長めのキス。

今度は、苦しかったのか違う意味で頬が赤くなってる。

「大好きだよ。のキス。」

『わたしも大好き。』

お返しの可愛らしいキスが降ってきて、2人でおでこをくっつけて笑いあう。

大切な俺のベイビー。

今日も、世界で一番可愛いよ。