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高地の小さな身体を新しいタオルでくるみ、ベッドに運ぶ。


そのまま俺も床に腰を下ろすと、同じ目線の高さになるまで背をかがめた。



手を伸ばし、そっと背中を撫でおろす。



「今日は疲れたでしょ、こーち。ゆっくり寝よ?何もかも、また明日考えることにしてさ!Everything's gonna be alright、ってね〜」



ちょっと懐かしい歌を口ずさむと、掌の下の身体がフフッと笑うように小さく揺れた。



俺を見上げるハリネズミは、笑顔のような、優しい表情をしてる。



これは、高地が少し眉を寄せたように笑うときの顔だ。「しょうがねぇなあ、ジェシーは」って言う時の。




ああ、紛れもなく、こーちなんだ…と愛しさが込み上げる。




衝動のまま、俺はハリネズミの鼻先に唇を押し当てていた。


そのまま、尖った鼻をペロリと舐める。




高地は大きな目をこぼれんばかりに見開いていた。




その黒く濡れた眼を見つめながら、俺はゆっくりと話しかけた。


いつもどこか自信のない恋人に、俺の気持ちがちゃんと伝わるよう、ありったけの想いをこめて。




「こーち、何も心配しないでいいんだよ。こーちが人間じゃなくたって、俺はいいんだ。

こーちがハリネズミでも、猫でも、アルマジロでもいい。ずっと一緒にいよう。

愛してるよ」



つぶらな瞳で見上げてくる高地の鼻先に、ふたたび、チュ、と軽く口づけた。



まるで、永遠を誓うセレモニーでのキスのように。

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sail(プロフ) - maru05032さん» maru05032さん、嬉しいご感想をありがとうございました!「すっごく面白かった」のお言葉が目に入った瞬間、書いてきてよかった〜と心から思いました( ; ; )やっぱりjsygには幸せでいてほしいですもんね!次回作、また何か書けるようにがんばります^^ (2020年10月6日 3時) (レス) id: 3970bd8ebd (このIDを非表示/違反報告)
sail(プロフ) - ventさん» ventさん、コメントをありがとうございます!!嬉しいお言葉がいっぱいで、二ヶ月ちまちま投稿してきて本当によかった…と感じ入っております。この話のjsくんはいつも必死でしたね(愛ゆえですね)笑!また何か書きましたら、読んで頂ければ嬉しいです^^ (2020年10月6日 3時) (レス) id: 3970bd8ebd (このIDを非表示/違反報告)
sail(プロフ) - 冷食さん» 冷食さーーん!コメントありがとうございます( ; ; )!!この連載を始めた時に憧れの冷食さんから感想を頂いた嬉しさ、今も忘れておりません!R20のスピンオフ…ふふふ、もっと精進してすごいの(?)が書けるようにがんばりますw今後ともよろしくお願いします!^^ (2020年10月6日 3時) (レス) id: 3970bd8ebd (このIDを非表示/違反報告)
sail(プロフ) - かえるさん» かえるさん、コメントをありがとうございます!!ハラハラしていただけたなんて、、とっても嬉しいです!!次に何か書くとしても確実にjsygなので笑、早く投稿できるようにがんばりますね。今後ともよろしくお願いします! (2020年10月6日 3時) (レス) id: 3970bd8ebd (このIDを非表示/違反報告)
sail(プロフ) - くろろさん» くろろさーん、あたたかいお言葉をありがとうございます( ; ; )嬉しすぎます…!!伝えたいことの一つだったメンバーのyg愛も汲みとって頂いて、書いてよかった…と感無量です。くろろさんのお話こそキュンキュンなので、今後もひっそり待っております〜 (2020年10月6日 3時) (レス) id: 3970bd8ebd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:セイル | 作成日時:2020年8月8日 17時

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