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HB side
『アニョハセヨ、ライです。よろしくお願いします』
ライが登場した時、冗談抜きで軽く会場内がどよめいたと思う。
まるで漫画に描いたような美少年がそのまま出てきたみたいだった。
(うっわ誰だあの子…顔立ちが現実離れしてないか？)
(Gグループでビジュアル1位じゃ？)
(自分で3スター付けてる…容姿オールスターなのに)
俺もライが出てきた瞬間、一瞬だけ呼吸の仕方を忘れるほど
本当にあの日一人で隅で縮こまってた子か？
『(どこ座ろ…)』
あの表情は多分どこに座ろうか悩んでる顔だ
両隣りに人が居ない席を選ぶ所を見るとやっぱり人見知りなのかな
とその時、席に座って辺りを見回すライとバチッと目が合う。
「(ライ、！)」
嬉しくて口パクで彼の名前を呼ぶとハンビナ、と僕の名前を呼んでくれた。
「(ファイティン)」
『(そっちもね)』
今は敵チームだから応援するのは不味かったかもしれないけど友達として勇気づけるべきだと思ったのだ。
…
A side
「これよりスターレベルテスト始めます」
練習生全員の紹介からマスターニムの登場まで終わり、いよいよスターレベルテストが始まった。
予想してたよりも遥かに練習生達のレベルが高く、マスターニムの基準も高くて少し不安を覚える。
「そろそろ待機お願いします」
『あ、はい』
…
舞台裏に行くとスタッフの中にジュヨンオッパの姿を見つける。私の方に心配そうに駆け寄ると困ったことはないか聞いてきた。
『特にないですが…少し緊張してます、』
JY「ほお〜ライでも緊張するんだな」
『レベルテストが始まる前までは早く披露したくて堪らなかったんですが…みんなのを見てるうちに少し怖気付いたみたいです』
JY「誰だって緊張するさ、
これまでに何人もお前と同じように不安や緊張の顔で染まってる練習生を見てきたけどその後上手くいく奴はな
みんなそれに打ち勝って舞台に全てを捧げてたぞ」
『全てを捧げる…』
ジュヨンオッパのその言葉が私の緊張と不安を一気に取り除いてくれたような気がした。
「ライさん舞台裏待機お願いします」
『はい』
この番組に長くはいられないのは最初から決まっていることだ。
だからこそ悔いなく全て出し切ろう。
『アニョハセヨ！
ハスキーな声が魅力的なバレンタインボーイこと、ライです＿＿＿…！』
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のあ - 芸名を塁にしたのがバカだった。ルイと塁でかぶってるやん (8月16日 15時) (
レス) @page12 id: 034e6a45ed (このIDを非表示/違反報告)
まり(プロフ) - りんゴリ子さん» 嬉しいです〜ㅠㅠ主さんの意見を反映して変換出来るようにしたので引き続き楽しんでいってください(♡) (6月11日 10時) (レス) id: 2a75def2a0 (このIDを非表示/違反報告)
りんゴリ子(プロフ) - 面白くって一気にみてしまいました！これからが楽しみです！偽名も変換できたら嬉しいです。 (6月8日 13時) (レス) @page10 id: a0c18f2b4d (このIDを非表示/違反報告)
まり(プロフ) - ゆきんこさん» コメントありがとうございます…♡ずっと溜めてたストーリーだったので褒めていただいて嬉しいです！オチは･･･色んな子とのケミを作る予定なのでそこも楽しみにしながら待っていただけたら幸いです (6月7日 13時) (レス) id: 2a75def2a0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ - 初めまして！一気に最後まで読ませていただきました！とても素敵なストーリーで今からどんな展開になるんだろうと楽しみです！オチはハンビナなのかななんて思いながら読んでいました。応援しています！続き楽しみに待っていますね♪ (6月7日 3時) (レス) @page9 id: e07be9b5bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まり | 作成日時：2023年6月7日 2時
