ポアロで会いましょう【安室透】 (ページ9)

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鈍いマグカップの音2 ページ9

安室side

今日もいつものようにあの3人が来た。

また女子トークか、と思いきやAさんは包丁を持った通り魔に襲われそうになったと。

…とにかく無事でよかった。
その場に僕が居たらな。

「その人の名前とか聞かなかったんですか？」
『聞きましたよ。確か…沖矢昴…って言ってたような』

沖矢昴だと…！？
モヤ。

ん？モヤ？なんだこれは

「さーん！

…むろさーん！

安室さん！！」

ハッとした。考え込んでいた。
梓さんが呼んでいた。

「なんか胸に手を当てて百面相してましたけど」

「ちょっと考え事をね」

Aside

沖矢昴さん、と名前を出せば
「え！？昴さん！？」と2人が聞いてきて。

お知り合い？と聞くと、髪の長い子の彼氏さんの家に今訳あって住んでる人なんだって。

せ、世間狭すぎ。

「あ、申し遅れました。私毛利蘭って言います。」
「私は鈴木園子です！」

『よろしくね。私は古屋Aです。」

軽く自己紹介をして、少し女子高生の子たちと仲良くなった。