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鈍いマグカップの音1 ページ8

カランカラン




「いらっしゃいま…!Aさん!今日は早いですね」
『こんにちは、梓さん』


私は席に着く。
たまたま女子高生の隣の席になった。



「あのー…」
突然話しかけられた。

『?はい』
読んでいた本を閉じて返事をする。



「いつも来られてますよね…!」
『ふふ、はい。よくご存知で…!あなたたちもいつも出会いますね』

「お姉さん、美人ですね!もしかして安室さん目当てですか?」
『えぇっ!?そんな、私はここのコーヒーが好きできています』
と作り笑顔。

「なーんだ、そうですよね」
面白くなさそうな返事をするボブの子。

『あははは…』


「そういえば今日お姉さん早いですね!」
『そうですね…ちょっと昨日怖いことがあって…』

「何があったんですか?」


私は昨日刃物を持った男に追われた話をした。


「あ、危なかったんですね…」
「結局どうやって逃げたんですか?」

2人は興味津々。

『結局、その人が刃物を振り(かざ)したときにある男性に助けてもらったんです』

「えー!?!運命的ー!!」
ってボブの子、盛り上がってる…

鈍いマグカップの音2→←糸目の男性2



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作者名:つくね | 作成日時:2023年6月14日 20時

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