デート3 ページ47
「昨日色々カフェを調べてたのですが…米花町の〇〇カフェか、杯戸町の〇〇カフェか、もしくは〇〇喫茶…どうしましょう?」
そ、そんな調べてくれてたんだ…
嬉しすぎる。
『安室さんとならどこでも…』
ってそれ答えになってない!?しかも攻めすぎ?わぁどうしよう…
「んー、じゃあ杯戸町の方まで行きましょうか」
チラッと私の方を見て言う安室さん。
ただでさえかっこいいのに運転姿に私を見ながら話すなんて。心臓が口から飛び出そう。
『はい、わかりました』
に、にやけてしまう…かっこよさと下調べしてくれたのが嬉しくて。
『土曜日なのにポアロは大丈夫でしたか?』
「えぇ、元々シフトが休みでしたので」
ただの普通の会話が…2人きりってだけで特別になる。
『そうですか、ならよかったです』
ああ、楽しい。今日が終わらなきゃいいのに。
その後も他愛無い話で盛り上がった。
安室さんがわんちゃんを飼ってることも、そのわんちゃんがハロって名前なのも、草野球を少しすることも、セロリが大好物ってこともわかっちゃった。
しばらく車を走らせて、杯戸町のカフェに着いた。
『わあ、おしゃれなカフェですね』
外観がとっても可愛いらしい。
「ですね。降りましょうか」
私たちは車から降りた。
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作者名:つくね | 作成日時:2023年6月14日 20時