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デート2 ページ46

Aさんが乗ってきた瞬間、ふわっと香る良い匂い。




『お久しぶりです、安室さん』

3日ぶりに会うだけなのに、ほぼ毎日ポアロに来ていた彼女と会わないと久々に感じる。


「お久しぶりですね。今日は雰囲気が違いますね」

『あ、髪をアップにしたからでしょうか?』
そう言って微笑みながら後れ毛を耳にかけるAさんに見惚れてしまった。

『?…何かおかしいですか?』
「あ、いえ…何も。似合ってます」

まずい、ガン見しすぎた…。











Aside



時間になり、玄関を開けるとちょうど安室さんの車が来た。

き、緊張する…


目があったのでにこっと笑って車に駆け寄る。
助手席、でいいのかな?
指を刺すと安室さんは頷いたので助手席に乗る。


雰囲気が違いますね、と言われ髪をアップにしてるからかな、なんて自分で言ってみる。
…え、なんか変だったかな!?安室さん、み、見過ぎ…


何かおかしいかって聞くと、何もって言ってたけど…もっと鏡でちゃんとチェックすれば良かった…

…にしても安室さん…かっこいい…
黒のジャケットに白のハイネックニットに、ジーンズ。
横に座るだけでもう心臓が飛び出しそう。



今日、私の心臓…もつかな。


「じゃ、行きますね」

『お願いします』
ウォン…と音を鳴らして車が発進した。

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作者名:つくね | 作成日時:2023年6月14日 20時

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